テニスとゴルフの日記

2005年10月29日(土) 太るのは易し、痩せるのは難し・・・

明らかに増量中です・・・一度は落ちたお気に入りのラーメン屋の味が復活してしまった・・・うれしいけど痛い・・・

さてとフォーム熟成中です。
今まで参考にしてきた写真とは違い求めていた物を発見・・・ちゅうかリーダー繁に貰った本に載っていた写真が一番良いのじゃないの・・・もう。

その連続写真はオープンスタンスで返球しているフォームでエース狙いのフォームではない。かといって苦しい体勢からの返球ではなく流れの中で空いての様子をうかがうかのように放たれたショットである。
このフォームで一番最初に気になったのが足の位置がほとんど動かないところだ。
右足で踏んばって蹴り出す事はしているのだが、特別力を加えているのではなく、自然に流れの中でのショットに見える。恐らくスピードはさほど出ていないだろう。
このフォームでも若干右肩が下がっているところから始まるのだが、解説ではスピンをかけるために肩を下げていると書いてある。真偽のほどは本人に聞いてみなければ分からないが、打ち終わりのバランスでも足の位置が変わっていないところを見るとパワーを出しに行くための動きではないように見える。で、一番驚いたのが右肩を下げつつスイングして終わった段階でもほとんど軸がぶれていないところである。
最初に見た見本のフォームがインパクトの直前を捉えたモノで、かなり傾いて打っているように見える。
この傾きは必須だと思っていたのだが、仮にボールにスピンをかけるために肩を下げているのであれば下げずに打てるボールは下げる必要はないということになる。
実際に素振り練習でも違和感を感じていたのが、低いボールに対して軸がぶれ左右動が大きい打ち方にはなるモノの右に傾き左に戻るという円運動が出来ていることで自分では納得していたのだ。
で、高いボールの素振りになると右に傾けない。よって右に傾くという動き無しで振ることになるため打ち終わりに左にだけ倒れている気がしていたのだ。で、突っ立って左傾するフォームは明らかにおかしいことは分かるために卯より前方に押し出せるように修正することになる。これが成功した後低い打点のボールをイメージして素振りすると振れない・・・という事が何度もあった。で、これがずっと解決されずにいたのだ。
ところが今回発見した写真では殿の真骨頂とも言える力みを感じさせないフォームであることでこれを真似しているのだ。

昨日も色々なプレーヤーの写真を見たが、右足で踏ん張って腰を回転させる打ち方はかなり主流のようだ。
俺も今この打ち方で素振りをしているが実に振りやすい、というか腰を回しやすいと言った方がいいな。
直前までの素振りで意識していたのはオープンスタンスでの腰の回りを荷重移動だった。よってある程度右足と左足の位置は縦にずらしていた。
この足の位置を維持したまま普通に荷重移動しながら打てば確実に体軸はずれる。よって意識していたのは後ろ足で蹴って腰を回しながら左足に荷重移動して最後に前足でフィニッシュというスタイルだった。
腰を中心に回転するので素振りは実に気持ちよかった。
しかし実践では打点の設定がとても難しかったのだ。
結果的にほとんど右足に体重を残したままで腰だけを回すが前足が邪魔をして綺麗に腰が回りきらないと言う状態だったと思う。
うまくいったと思えるのは、こちらからウィナー狙いで思い切っていったショットだけだ。
こういうショットを打つときには決まって足は浮く。
恐らく前足が浮き上がっていたので腰が回ったのだと考えている。

で、今の素振りではほとんど足一本くらいにしか前後にずらさない。
で、右足で上への蹴りと前方への蹴りをミックスさせて初動パワーを作っている。当然写真の通りに前足は浮かす。
回転力は上半身で作るので前足は体を必要以上に開かないようにするために跳ね上げる可能性が高い。
俺の基準では開かないようにする役割は肩や手なのだが、積極的に腰と肩の開きを使う打ち方では開くタイミングを遅らせることは出来ても開きを抑えることに使ってはショットパワーが落ちてしまい本末転倒になる。
後述するが、肩は上手に開いていかなければならない。

とこんな事を考えながら素振りをしてチェックをしていたのだがふと左手の使い方に疑問が生じ色々なプレーヤーとの比較をしながら見直してみると、綺麗に伸ばされた腕は肩から急激に引っ張り込まれるのではなく腰を回すための手助けをするためであろうか、小脇に物を抱えるように使われていることが多かった、殿も例に漏れない。
ただし殿の場合は恐ろしくスイングスピードが速いために気を付けてみなければいきなり肩を引っ張り込んだ写真にしか出会えないと思う。
少なくとも俺が持っている写真、試合のDVDも徐々に引き込む姿を確認することは難しい。これは単純にスローリプレイされるシーンが高い打点での強打が多いからだと思うが、とにかく一瞬にしてスイングが終わってしまう。当然体全体のバランスなどを見る分には良いのだが、細かい動作をチェックするのは難しかったのだ。

ということで小脇に抱えてから引っ張り込む左手の使い方で体の回転の調整はうまく行ったと思う。素振り通りに出来れば一行に「開くのが早い!」と言われることはないでしょう。
それとフォロースルーの改良も地道にやっています。
これは3つの方向からの調整を行っています。

1.テイクバック時の右手の位置を可能な限り体から離したままヘットダウ  ンフォワードスイングを行うこと。

これの効果は結構大きい気がする。まず今までもそうだがどうしても後ろからパワーを出そうとする気持ちが強く出てしまいやすい。結果スイングが大きくなってしまい振り遅れるのだ。
ところが以前一行に言われたようにそのまま前でセットするようにしておいてそこからヘッドダウンするだけの動作であれば振り遅れにくいし打点も掴みやすいのだ。

2.インパクトの面を維持することに執着しないで手首を解放し前方へ滑ら  かにスイングを伸ばすこと

これもラケットの違いや意識の違いがもたらす悪影響かもしれない。
インパクト面を維持すると言うことは手首を固定したままになるので必然的に肘も肩も伸びない。さらに1.で書いたように後ろからパワーを出す感覚でいると後ろが大きく前が小さいスイングになりやすい。パワーを出し切ってインパクトを迎えるのではなく、徐々にパワーを出しながらもインパクト後も押し込む、と言うことを殿はやっているように見える。弾いて打つのではなくこれまたはらっちに言われたことだが「前打点で潰すように捉えて3球くらいそのまま押し出す」こういう感覚が必要だろう。
結果自分の体の正面を通り過ぎるときには肘が出ているスイングになり、フィニッシュではラケットが水平近くまで寝ている状態で良いのでしょうな。

3.前肩を前に突き出すようにきっちりフィニッシュする。

2.とあまり変わるところがないが、結構重要なポイントだ。
単純に押し出してフォロースルーを伸ばしても肩ごときっちり回しきる感覚でいなければ小さく回りやすい。2と3は似ているようだが違う。
現段階では意識改革が必要なので2が先に書いてあるが、慣れと習熟度が上がれば3の方がスイングの調子を計る重要なポイントになる可能性が高い。

とこんな感じだ。
それとオープンスタンスで前足を空中に跳ね上げる効果を具体的に説明出来そうなので書いておくと、前足を地上に張り付けて置いておくと前腰が邪魔で右肩が出ていかないのだと思う。
自分のフォームを横から見てみたが、足を上げておくとインパクト後に右肩と左腰が綺麗に入れ替わる。
これをより積極的に使って打つと殿のように右足で踏み切って両足が空中にある間に腰と肩が完全に入れ替わり着地時には左足が後ろで右足が前という着地になるのだ。これは下半身の入れ替えではない。一見すると左足を引き込んでいるように見えるが、中段で書いてあるように、右足は体を開かないようにいったん壁として使った後、フォロースルーの流れで右肩が完全に前に出た後押し出されて後ろに来ている、というか右腰と右肩が完全に前に行くので入れ替わるように左足が後ろに来る、そういう感じではないだろうか?

それと殿の写真を見る限りは、体の軸は右腰と右肩にあり、肩と腰で線を結ぶとほとんどずれていないように見える。
つまり殿の研究を始めた際に左半身を軸に右半身を回していく、という予想は恐らく間違っているだろう。まぁ場合によりけりであろうが。


 < 過去  INDEX  未来 >


ビンセント