テニスとゴルフの日記

2005年09月26日(月) 団体戦終了

久しぶりに朝から日が暮れるまでコートにいました、疲れました。
戦績は5勝2敗。勝ちも負けも試合前の予想通りでした。

第一試合 6−4

立ち上がりが悪い俺だけど、この試合は格別だった。
最初の数本はリターンから攻め込んだけれど、上手くブレークして一気に流れを引っ張って来れなかったため泥仕合になってしまいました。
特に3−2からの俺のサービスゲームでミス狙いのロブに引っかかってしまいブレークバックされたのがこの日で最悪のサービスダウンでした。
まぁマックスのリターンが予定通りに決まり続けてくれたこと、そして相手のサービス力が低かったことでなんとか逃げ切りました。
ペアとしての完成度、マックスの経験の少なさから言っても、この試合の価値はマックスの頑張りで取った試合だと言えるでしょう。

          (祝!公式戦1勝目!)

第二試合 1−6 対レジェンド級ペア、一行 with イケメンコーチ

一行も十分イケメンです、まぁそれはいいか。
唯一の1ゲーム!トスに勝ってすかさずサービスを貰い暖まっていないレジェンド級相手にだまし討ちで1ゲーム確保。
その後は見る影も無し・・・特にネタも無し・・・

       (残念 公式戦初黒星・・・1勝1敗・・・)

第三試合 5−6 この試合で勝っていれば2位リーグ行きだった。

この試合でマックスとのペアで最も学んで欲しかったことを経験出来たと思う。
相手は軟式上がりという情報あり。と言うことはフォアハンドとサーブは強いと仮定した。しかしマックスには「そんなの関係ない、自分のプレーをすれば良いだけ」と言った。もう少し試合経験とそれに伴う実力が付いていれば戦略を立てやすくなるのだが、現段階でバック狙いの戦術やロブを多めに使う戦術を取ったとしても逆にミスが増えるだけだからである。
とにかく今回の試合のテーマは、冷静にプレーしてその結果を冷静に受け止めつつ試合を続ける、と言うことにある。
大きな範囲では1回戦から決勝戦までのペース配分を考えたショットマネージメントがあり、小さな範囲では1試合の中で相手の特性や自分のショットの効果や調子を正確にかつ可能な限り判断し、ミスを減らしポイントを有効に奪うということを無駄なく出来るかどうかである。
マックスはビックサーバーである。よってこれを生かさないテニスをやらせるのは指導者としてはアホである。しかし武器であるが故の弱点もある。今までもビックサーブの功罪については十分に話しているので本人もよく分かっているはずだ。しかし分かっていても勝負しなければならないときがある。それが6ゲーム先取の試合で5−5から迎える自分のサーブの時である。
こういう場面はビックサーブがあるか?サーブ&ボレーヤーが出来るか?この二つが攻めるか否かの分かれ目になる。
この二つ選択肢がない場合にはとにかく守ってミスを減らすしかない。
恐らくダブルスではこの二つの戦術が最も強力でかつ相手にプレッシャーをかけ続けることの出来る戦術だと思う。
マックスは適性は高いが、駆け出しのサーブ&ボレーヤーであり、未完成のビックサーバーである。勝ちに徹する戦術を取るならばビックサーブによる攻めの戦術を捨て確実にサーブを入れて守りの戦法を取れば後は運次第である。
何本かのラッキーショットや攻めのボールが多く入った方が勝負に勝つだけだ。しかしビックサーバーが攻めの戦術で大成するためにはこういう場面でプレッシャーに打ち勝って攻め続けることが最も重要だと俺は思う。
なかには違う考え方をするプレーヤーも少なくないのも事実ではあるのだが。
しかしマックス本人が攻撃を主体とした攻めのテニスをやりたいと願う限り最もプレッシャーがかかる場面で己のサーブに対する信頼度・集中力・確率、そして悔しい負けを知っておくことにより今後の試合におけるサーブに対する練習方法や態度、目標を明確にそして強く持つことが出来るはずだ。

このゲームも4−4からの大事なゲームをキープして5−4にしてチェンジコート。水分補給の際に「次のゲームが取れなければ最後におまえのサーブで決まる」と伝えるかどうか迷った。しかし次のゲームに対するプレッシャーをその前のゲームで感じてしまえば難しくゲームを感じてしまう。で、結局黙っていることにしてゲームに入った。
結果的にキープされたが、相手のサーブもこの日の相手の中では最高の切れとスピードを持っていて、俺も不甲斐なくリターンミスを連発しキープされてしまった。そして勝負のゲームになったときにマックスに意思を確認した。本人もそのゲームの重要度を理解していたので迷っていたが、俺は自分らしくやれと言った。このゲームは落としても良いのだ、試合に負ける事よりもらしくないテニスをして勝つことに意義を見いだせば最高の場面で最高のパフォーマンスを発揮して勝つことの楽しさと喜びを求めるプレーは出来なくなる。俺がテニスで最も好きな感覚は全力を出し尽くす事だと思っている。実力があり、その力を発揮出来れば勝ちは自ずと付いてくるモノだとも思う。
最初のポイント、良いサーブが入ったが良いリターンが飛んできていた上サーブ&ボレーをしてきたマックスがボレーミス。実はこのポイントも学ぶべきところが多い。相手は軟式上がり。サーブ&ボレーを仕掛けるならば2ndサーブを一本目から使いバックにコントロールすれば確実に相手にプレッシャーがかかる。実際にこのフォアサイドプレーヤーはバックハンドは試合中ほとんど入っていなかったし、フォアハンドと比較してもフォームもボールも格段に落ちるプレーヤーだった。マックスに威力と正確性を持った2ndサーブがあれば間違いなく相手のバックにコントロールした2ndサーブを打ってダッシュしてきただろう。こうなるとこちらが甘いリターンをきっちり処理出来るかだけの仕事が残るだけだし、恐らくこういうプレーを序盤からしていれば5オールのような展開になる前に勝敗は決するはずである。
しかし結果良いサーブを得意のフォアに入れ、なおかつサーブダッシュしていることにより的が出来て良いリターンを打ちやすい状況を自ら作ってしまった結果になった。
次のポイントは乾坤一擲、マックスの1stが相手のバックに入る。
完全に読みを外された相手のリターンはセンターへのチャンスボールだった。しかし最初から逃げの気持ちが無く、デュースコートナイスリターンからのポイントを取っている相手は気持ちが引いていない。驚きの声を出しながらもオフセンターで何とか返したリターンは以外と取りにくい。間違いなくチャンスボールで俺のボレーミスなのだが、相手を守りの気持ちにさせていないこと、そして相手も驚くバックワイドへのサーブには俺も驚いた。
それでも決めなければならないボレーをミスした俺は一方的に悪いのだが、あえて書くのは自分が前衛としてもこういう気持ちになってしまうことを知って欲しいからでもある。
そして最後はダブルフォールト2本かな?
マックスには「すまん」と謝られたがあの状況でのボレーミスをした俺には攻める気持ちなど無い。むしろあのボレーが決まればもっと違う展開にもなり得た。負けることが目標ではなく5−5で自分のプレーを押し通すことで感じるプレッシャーを経験させる事が目的だったのだから、負けても良いと思いゲームに入った俺は馬鹿である・・・俺が謝りたいわ・・・すまん。

         1勝2敗・・・
   あれれ???5勝2敗じゃねぇな・・・4勝3敗だ、すまんマックス

この敗戦で2位リーグ入りを絶たれ3・4位リーグ行き決定。
3・4位リーグは4ゲーム先取。

同一サークル最弱決定戦開始・・・同一サークルから5チーム出したのだが1位リーグに2チーム、2位リーグは無し、残りは3・4位リーグ行き・・・と言うことは2チーム以外はカス?いやいやもう少し実力が足りていなかっただけ・・・と考えておこう、いやきっとそうだ(願)

1試合目 この日のハイライト試合 対アニキ&よこちさんペア

正直一番やりたくないペアと当たってしまった。アニキはともかくこよちさんのセンター狙いのハードヒットリターンは怪我する危険性もある。
それに実力的には負けて当然なのだが、全く歯が立たない相手でもない。
要は戦術であろう。トスに勝ちたい!そう思い願いは叶った。これが勝因であろう。当然サーブは俺から開始。
前述したがよこちさんは危険人物である。ただの危険人物ではなく技術も凄い。ボレーは上手いしサーブはキック系を主体としてリターンを狂わせボレーで仕留めるプレーヤーである。そしてリターンは爆裂系だ。最狂、いや一緒に酒が飲める仲間の中では最も最強のプレーヤーであろう。今年転勤でやってきた人であまり知り合っていなかったので都会人というニックネームで書いている人と同一人物である。
まずこの人を完全に封印することが最大の目的であった。
1stポイントワイドへのスライスサーブでノータッチを奪う。続いてアニキはリターンミス。ここでセンターにフラットサーブを敢行しリターンミスを取る。アニキにもバックへフラットを入れリターンミスを稼ぎラブゲームでキープする。マックスへのプレッシャーを必要以上にかけないためにはサービスウィナーが最も効果的だ。第一段階終了。
次はよこちさんのサーブ。キックサーブがどの程度曲がるかは全く不明。
インドアカーペットではどこまでも曲がり続けていくので曲がる前に打つしかないのだが、このコートは堅くバウンドが低いので「あまり曲がるなよ!」と祈っていたらあまり曲がらなかった、というか後で聞くと予選リーグでの敗退がかさみコントロール主体のテニスをやると決めていたらしい。ラッキーだったなぁ。
1stポイントは予想通りセンターに入れてきたので予定通り逆クロスへリターンエースを奪う。とにかくよこちさんを止めることが勝利への最低条件だったため集中力は最大に注ぎ込んだ。
しかし後一本のところで俺のミスが出てブレーク出来ず・・・甘いわ俺。
勝負所はマックスのサーブゲームである。
恐らく最高のサービスの出来だったと思う。見事にアニキとよこちさんの期待を裏切りダブルフォールト無しでイージーキープ。あれだけしっかりサーブが入ればポーチも出やすい。やはり攻撃的なプレーヤーとのペアはやりやすい。攻めるべきところと守るべきところの判断がし易いのだ。
そしてアニキのサービスゲーム。何度かデュースを繰り返したのだが俺がミスしキープされてしまった。すまんマックス・・・と言う気持ちで一杯だったが次のサービスゲームをキープし再びチャンスを待たなければならない。
気持ちを入れ替えサービスゲームに入る。
このゲームではさすがにサービスウィナーは簡単に取れなかったが、アニキのスマッシュミスとマックス本日最高のポーチセンターぶち抜きハイバックボレーのポーチが炸裂しアップする展開が続き無事にキープ。
最後のよこちさんのサーブゲームでは大事なところでのマックスのポーチカットとよこちさんのミスがかさみブレークして終了。4−2。
良い試合だったが集中力を使いすぎ二人とも脱力状態で次の試合を待つことになる。

げっつ決定戦2試合目

燃え尽き症候群発生。さらには本日初めて見え見えのマックス狙い戦術にあう・・・俺も既に勝負根性無し・・・しかしキープはしっかりしておきだらだらの試合になることはせずにプレーした。
しかしマックスのサーブが入らず恐らく2−4位で負けた。
偉そうに語るほどのプレーはしていないが、集中力を使い切った試合の後はこういう虚脱症状に陥りやすい。
つまりは全神経を集中して試合に臨むことなく、少し余裕を持って勝っていくことが出来なければ後半のメダルがかかる試合でスタミナが無くなることが多い。
フルパワーでプレーして勝っていくならば相手にゲームをさせない試合運びが重要である。それを行うためにはやはり相手の弱点を見抜き、無駄なミスを避け、相手の戦意を削ぎながら一気に勝ってしまうことである。
相手に勝てないと思わせる事が出来れば相手のミスも増えてくるしイージーボールがたくさん来るのでより楽になってくるのだ。
まぁいきなり1試合目でA級ペアと当たってしまえば集中力が無くなるのは仕方がないが、虚脱症状でも勝てるプレーが出来るかどうかも実力を計る目安になるのだ。
勝てる試合を落としたが、もう一つお土産は持って帰ることが出来たはずである。

げっつ決定戦3・4試合目

3試合目は疲れきったくーがー&タイガースペア。
タイガースは仕事が忙しく練習が出来ていなかったのでミスをたくさんしてくれたし、くーがーは空振りするほど疲れていたので問題なく勝利。
4試合目は卵パパペアだったが暗い照明の中では戦意無し。

ということで4勝3敗引き分け無し(あるわけねぇ)
本人にも何度も伝えてあったが、今回の試合は己の実力を最大限に出しつつ出来ることと出来ないことの確認。そしてそれに対して可能な限り正確な対処をしていくことが出来るかどうかの確認作業であった。
その意味では十二分に効果があった。目的からするとマックスには100点満点を上げることが出来る。
俺はと言うと・・・50点だね。
俺が良かったのは全神経を集中してキープしたサービスゲーム3つ、そして重要なポイントでのいくつかのナイスプレー、これくらいである。
後はスピードオーバーされる相手が少なかったので足が止まり腕打ちになりながらも誤魔化すプレーでミスを最小限に減らしただけである。
しかし偉そうにもマックスの目的を俺に照らし合わせてみると無惨な点数になるかな?
今回は試合における自分自身の目標を敢えて設定しなかった、というかしない方が良いと思いすぎたので全く無視していた。
改良中のフォアハンドはイメージが完全に枯渇していた状態だったし、ボレーもフィーリングが落ちかかっている時期に試合に入ってしまった感じ。
それでもスピードに頼ることなく(頼れない状態だったが)可能な限り冷静でミスを減らしたプレーは出来ていたのかな?
しかしもっとリスクのあるショットに勇気を持ってプレーすべきポイントが何本もあった。
足が動かない、ということは分かっていたことだが想像以上に無酸素運動下での足の反動が鈍い。
減量政策として走り込みや自転車通勤は行っていたが、無酸素運動になるダッシュ等をしていなかっただと思う。
筋持久力は付いているので疲れを感じて動かないと言う感覚ではなく、カロリー不足で後半に足が動かなかっただけである。現に、昨日今日と筋肉痛や痛みはほとんど感じない。つまり持久力は十分に付いていると言える。不足しているのは無酸素運動下での瞬発力である。これが分かっただけでも今期最終戦に向けてすべき事は分かった。

ショット別に見てみると、安定感こそ無いモノのサーブ、バックハンド、ボレーには順番通りに及第点は付けられる。やはり最後に残ったのがフォアであろう。
しかし全く駄目かと言えばまるで駄目男でもなく、何とかもがきながらもポイントは稼ぐことは出来た。しかし欲しいところで期待通りの結果をもたらしてくれたわけではなく、肝心なところでの信頼度と安定性に欠けた。
また今日から調整していこうと思う。
根幹は揃っている。
最終戦に向けて後は自分が試合で安定して使える武器を整えて行けるかどうかだ!


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ビンセント