テニスとゴルフの日記

2005年08月02日(火) 一定の評価は出来るな

そういう出来でした。
とにかく肝は左肩先行の動き。
これがやはり重要でした。
昨日のレッスンは振替二人を含めて久しぶり(初めて?)のフルメンバー参加。俺は「一ヶ月ぶり?」とか言われましたが、休んでいたのは2週間くらいです。やはり声と態度がでかいのでちょっと休むとひどい言われようです。

ということでアップはミニラリーから。なんとコートに8人入ってのミニラリーは初めてかな?このクラスでは。
ミニラリーでは引っかかりをチェック。
昔のスピンのイメージはこすりあげる感覚だったけど、今は引っかけて押し出す感覚が重要。当然引っかかりすぎるときもあるけれど上がらないよりは良いのだ。引っかかりはまずまず。
バックも肩の線を意識してまずまずのかかり具合。でもやはりかけようと言う意識が強くなると打点に近づいてしまいやすいのでこれには注意。

メインはいつものように球出しから。
いつになく一行の話が長いがちよちよくんのマブダチだからしょうがないか(笑)まぁ俺も休養明けなのでゆっくりと休みながら聞いた。
さていつものようにフォアバック4球の球出しだけどさすがに違和感ありあり。冷静な分析をすると恐らくクロスコートに対してのバランスが悪かったと思う。バックはスライスから。軸足を決めたときにしっかり肩を捻り込む動作を意識して打ったが、前足への荷重移動とブロックがうまくいかずに納得のいくボールは無し。ドライブも今ひとつ。しかしこんなものだと球拾い。
次にサーブ。ここで重要な事を発見。どうやら肩の痛みはサーブからきているようだ。殿の真似はちょっとつらいのかもしれない。
まぁひさしぶりと言うこともあるけれど完全に担いで打つスタイルは俺にはマッチしていないかもしれない。
タイミングが合えば力まずとも切れの良いサーブが打てるのだが、下からのいい感じで押し出しが出来なければ、肩への負担が大きくなる。
振り替えできていたバナに偉そうにも「飛び上がってから落ち始めたところで打っている」などといったが俺もそうかもしれない。
まぁフラットサーブはおいておくとして、スピンも切れスピードともに乗りにくい。やはり担ぎ方と基本スイングは昔のままの方がいいだろう。
腰にも負担が大きくなるのでステップインしない打ち方では上方への伸び上がりも前方への荷重移動もうまくできないようだ。サーブは元に戻すことにしよう。
さてサーブが終わった時点で11時少し前。一行は迷ったようだが結局いつものラリータイムに突入。
最初は一行ボレーの逆クロスから。
やはり一行は別物だと思った。
俺のショット自体も最高ではなかったが切れや低さも十分なところにコントロールして打ち込んでいるのだが返ってくるボレーの弾道が低く速く深い。
こうなるとフットワークにも窮するし、下半身からの連動を完全にマスターしていない現状では連打が難しい。しかしイメージが固まりつつあることは実感できた。左肩の先行動作と前打点は身に付きつつある!
終わった後の一行の指摘では「頭が動きすぎること」を言われた。
正直あまり意識していないポイントだったので考えさせられた。
ちなみに序盤で「打点が近すぎる」という点については同グループで回っていたじゃいあんにも言われたがその通り。
しかし相手が一行であることと、気合いが入りすぎる部分は認識しているのである程度は許してもらおう。
一行とのラリーで一番重視しているのはショットの精度や威力そのものではなく、自分のベストショットを打ち続けること、そしてそれを返されることで自分のペースを体に染み込ませることだ。
綺麗に打つことを意識する必要はないと考えている、それは他の相手でやればいいのだ。一行にはひたすら俺のショットを容赦なく返してもらうこと、これがもっとも重要なのだ。

と一回り目で禊ぎを終え、生徒同士のラリーに入る。
一行とのフルショットのボレーストロークの後ではストローク、しかも生徒さん同士であればボールは遅くしか見えない、というか昨日は久しぶりだったせいもあるのかボールがとにかく遅く見えた。己のフォームに対する基本ポイントの習熟と自信が相手のフォームをみる余裕を与えてくれているのかもしれない。まぁ単に調子が良い日だった可能性も高いけれど。
しかしすべての相手のボールに対して振り遅れることはほとんど無かった。特に左肩を先行する事の重要性に気がついてからはスイングの起動ポイントは左肩の引く瞬間となっている。ちょっと下半身への意識が薄いことが問題ではあるのだが、左肩をきっちり回して打点を正確にとれればまず打ち負けることはない。
ワイド方向に走らされたときにはフットワークのいい加減さが顕著だったがそれでもネットを越えないことは少なかった。
昨日のストロークラリーでもっとも良かった点はネットミスが少なかったことだろう。
より実感できたのはよこちんくんとのラリーで、スピンに打ち負けることもなく、打ち込まれても差し込まれることがなかった。
多少の勘違いもあるだろうが、深い弾道でのカウンターの打ち込みのショットの威力はなかなかで、結構伸びが出てきていると思う。ある程度高い弾道のスピンであれば跳ねることを予測できるプレーヤーはいるがさらに伸びを予測できるプレーヤーは多くはないはず。仮にもG2クラスだから、見た目にフラットで打ち込んだボールに対して打ち負けたり振り遅れたりしているのならばわかるが、そこまでの勢いで打っているわけではないショットに対して明らかに対応が遅れていたならばショットに伸びが出てきていると判断しても良いだろう。後は自信をつけていくだけだ。

昨日はバックハンドもある程度道筋を見つけることが出来た。
最初の球出しでスライスを多く打ったことが良かったようで打点の前後の違いを掴むことが出来た。
前打点を意識すると体に近くなってしまう事が多いが、最初から力まずにショットしようと思えば前打点で遠く離して打つことも出来た。当然威力はないが止まるほどのショットでもないし切れも無いわけではなかった。むしろ切れは増す感覚があった。
もう少しグリップを探すことは続くだろうが基本的な着地点は掴めたと思う。一本で決める意識よりも二本三本と打ち続けられるようなイメージでやっていこう。

最後にフォアハンド。
打点が近くなることは普通に注意。これは低いボールを打つときにおきやすいので低いボールに対してはやはり低い姿勢を意識しよう。
それと一行に言われた頭が動くことに関して。
急に改善できるかどうかちょっと難しい。
さっき昨日撮影したビデオを見てみたが確かに前後軸が大きく動く。
分かっていたことでもあるので左右軸をみてみると、若干頭が内傾しすぎている。スイング開始時点で左肩によって引っ張り出された右肩と右半身が少し波を打つように移動してくる。
前足で踏ん張って前後の動きを止めることは出来るが、前方への踏み込みと腰を大きく使うための運動は現状のスイングでも基本的には問題がない。
殿の研究でも分からないのが前後の移動と左右の回転の連結である。
高い打点で飛び上がりながらフルショットのフラットが打てた時期がほんの少しあったが、あの時の感覚だと完全に腰を中心に上半身だけが回っている感覚だった。

・・・解決方法ははっきり見えない。
恐らくどの程度左足で蹴るのか?もしくはほとんど蹴らないのか?
前足への乗せはどの程度か?昔感じたようにやはりいったん止めて前膝でさらに前に踏み出していく感覚なのか?

基本線と結果としてのショットにはほぼ満足しているので、あまり大きく狂わない程度に調整していこうと思う。
決して間違ってはならないのは左手のリードによって腰の回転をフルに使うということ。打点は肩の線の延長線上で最大の回転慣性が得られるポイントでインパクトすること。

後は打ち込みだねぇ。

さてと恒例の素振り結果・・・ん?これで良いのか?
頭を動かさないように素振りした、つもりだが基本的に変わった感じはしなかった。
で、やめて帰ろうと思ったが殿の写真をふと見ることにした。
全く頭が動いていない・・・さすがだ殿。しかしなぜ動いていないのにスイングできるのかをよく見てみると・・・確かに低めのボールに対して右肩は下がっている。そこからそのまま前に振り出している・・・というかインパクトの瞬間にすべては終わっているのだ。
となればすることは一つ。前後への押しは一切無視し、とにかく左半身手動で、腰と肩を回しきることだ!
やってみた、出来た・・・確かに頭は動かない。インパクト後の右足の流れも収まった・・・確かに綺麗に回れているけど・・・
やはり打ってみなければ分からないなぁ・・・

打つ前に判明・・・再度素振りしたみたけどしっくりこないので、見本となる殿の写真のように後ろから撮影してみると・・・全然違う・・・
上半身の動きはまず良いとしても下半身の動きは全く別物・・・
お尻が後ろに残っているし、下半身の動きと上半身の動きが連動していません・・・完全にコピーするつもりはないですし出来ないけれど、下半身の使えていなさ加減にへこみました。

しっかり膝を落としてスタンス広めて少し振りましたがかえって悪化したかも・・・
まぁよけいな工作はやめておくとしましょう。
ひとまずは実戦で良いボールが打てていればそれで良いことにしておこう。


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ビンセント