テニスとゴルフの日記

2005年05月26日(木) フェデラーの研究と自分の変化について

進化した?自分のフォアについて考察をします。
一番の変化は先週金曜日のリーダーとの練習、そして日曜日のあきとの練習、そし月曜日の凹み、火曜日の結論、と言うことになります。

まず金曜日。

この日はまだフォロースルーを前方から左肩の上に大きく振り終わるイメージでやっていました。この時点では左肩の積極的な開きによって腰が回りきることを確認していたのみ。
よってDVを見て感じるのは、右肩の引き過ぎ、そしてそのことに起こる腕の先行動作によって、イメージ通りに右半身が回っていないので腰の高さの打ち方にスムーズさが無いことです。
この日の目標は右肩の使い方で、前側ではなく後側で押し出す感覚をチェックしたかったはず。さらにパワー感を出すために肩の入れ替えを意識していたはず。ベストショットはワイドに走りながらの低いボールに対するカウンター。なぜかこの頃から低くワイドに走らされたボールに対してのショットだけがスムーズだった。理由は走りながらのショットで肩を後に入れる動きをすると戻せないと思うことでリラックスした引きになったため、積極的に前で取る動きになりスムーズに振り出せたことが原因。

日曜日。

金曜日の反省を含めより後肩で打つ意識を高めることにしていた。
さらに腕が先行し結果的に体の回転をブロックするスイングになっていたのでもっと腕を伸ばして打つように改良することだった。
結果はまぁまぁ。しかしハードヒットしようとするとやはり右肩の後の筋肉を使ってしまい小さなフォームになってしまった。

月曜日。

さらに改良を加え、後肩の入れ替え、そしてヘッドダウン、そこから左肩の引きによって腕を伸ばしながらインパクトする改良を企てた。
素振りではかなりのスイングパワーが得られたが、早いリズム感で打てるかどうかが不安だった。結果不安は的中、爆死。
レッスン途中に一行に教えを請うが、上半身の開きが大きすぎること、フォワードスイングが大きいためタイミングが合えば良いボールが打てるが腕も伸びすぎているのでインパクト後押しが利かないこと、体を開きすぎることを指摘される。その場で体の開き方をチェックしてみるが既にコントロールは効かない状態だった。とにかく凹んで気力がなかったが、体の開きを抑えることについてはなぜか受け入れがたかった。これはあまりに開きが甘く腰が使い切れていないと言う意識が数ヶ月に及ぶ悩みだったこと、そしてそれを解決し、腰が綺麗に回ることに快感を覚えていたからだと思う。
テイクバックが大きすぎるという点は火曜日の素振りで納得したが、体の開きを抑えることは出来なかった。駄目ながらもレッスンで打っていたときに感じたのはスピンをかけるイメージがあればコントロール出来そうなこと、そしてインパクト後のフォロースルーで上に抜くイメージでは上手くヒット出来ないのでより積極的に回しきってボールを抑え込む事が出来ればいいのではないか?という自分なりの対策をおぼろげながら感じたことだった。

火曜日。

素振りでチェックした段階で腹は決まった。
インパクト時に開きをある程度抑え、余った腰・肘・肩の押し込みをインパクト後に使って押し込む事を断念した。
代わりに一気に回しきる打法に挑戦した。
腕が伸びすぎることは一行の言うとおりに修正。
しかしフォロースルーをインパクト後に大きく円を描くようにした。
一行のフォームでは押し込みきった後上に綺麗に抜けていく。腰の回転は使えているが基本的に横回転ではなく縦回転だ。
ということは俺がこだわり始めた横回転を生かすためにはフォロースルーを上に振り出すことは運動方向を変えることになる。
そこで考えを整理した。
俺は一行の打ち方とフェデラーと打ち方を同様に捉えていたが、その認識が違っていた事を確認した。
その違いはインパクト時の体の向きである。フェデラーは一行より開きが大きい。俺はより開いていく方を選択した。これは月曜日のレッスンでも感じたスピンをかけていくようにイメージした方が安定するのではと思ったことによる。
そして素振りしてみたが、コンパクトな引きから前で捉え一気に左腰まで旋回する、つまりテイクバック時にコート後方にあった右肩をフィニッシュ時には前で終わらせること、このイメージで振ることにした。
そしてレッスンで懸念だった部分のチェック。最初はスピンがかかりすぎた。しかしボールは深く飛んでくれた。これをフラット目に修正する中で当たりを実現出来ても浅いボールになることが多かった。
ボレーストロークで打点をチェックしバックスイング出来ない状況でも打点を合わせればコントロール可能なこと、さらにレッスンでは「相手の足下に」、と指定されていたのにもかかわらず相手がバナだったこともあり意識してショートクロスにスピンをかけて狙ったりした。
さらに最後の試合ではスピン量多めで深くコントロールするショット、厚く当ててフラットで打つショットなどを実現。ついでに打点がつまり結果的にほぼ無回転のフラットになったショットもあった。
後半にはミスをしたが、これが打点が遅れた事が理由。なぜ遅れたのかと言えば力んで後から打とうとしたからだ。後ろから前ではなく横から前にスイングを加速させなければならない。これを正確に行うためには冷静な頭脳とスイングイメージで打つことを習熟させる必要がある。
お気楽にフルスイングしようと思えば確実に体の回転よりも腕の力を優先させてしまう。こうなると元の木阿弥である。
最も重要なイメージは、「円を描くように大きく前方に振り出していき左肩に収束する」イメージだ。インパクトまでは伸ばしていくイメージで打たなければならない。

昨晩フェデラーの試合を見た。アップのストロークのイメージが勉強になる。思ったほどラケットは下からスイングしていない。ヒューイットのボールが跳ねるからなのか、おなかの高さでほとんど打っていた。
そしてインパクト時には想像以上に肘が前に出てきている。これは俺とは違うし、一行のインパクト時の形とほぼ同様だ。しかし金曜日・日曜日の俺と異なるのは腕自体が前に出て来ていることだ。そしてインパクト直後に肘から先がワイパースイングされ左手の外側にフォロースルーが来る。
インパクトまでレベルスイングでインパク前後に肘から先だけでスピンをかけているイメージだ。しかしワイパースイングは肘の力だけではなく腕全体を左側に巻き込むことでより効果的にかけているのかもしれない。
上半身のカットだったので下半身の動きは見えなかったが、恐らくこれだけリラックスして打っていれば右足は前に出てきていない可能性がある。
しかしテイクバック時のスクエアスタンスは正確に行っていた。左手もしっかり伸ばされており深い弾道でベースラインとサービスラインの中間で落ちる種類のボールになっているように見える、まぁこれはプロなら当たり前だが。


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ビンセント