テニスとゴルフの日記

2003年05月10日(土) 今期二試合目、出走決定!

じゃいあんからオファーが来たので来週のダブルスに出走することにしました。
後半は例によって現状分析とイメージ戦略を立てておこうと思います。

昨日はオファーの前にあきとテニスすることにしていたのでじゃいあんの練習には加わらずあきとテニスしました。
彼女は結構向こうっ気が強く、フラット系の速いボールをがんがん打ってくるのでぼーっとしていて結構エースを取られました。
気温も低かったためしっかり暖めるためにミニラリーから始めましたが、最近はミニラリーから始めて長い距離に戻すと距離感が掴めないことが多いです、多分ミニラリーで力を抜きすぎていることが原因なんでしょう。
フォアハンドもバックハンドも今ひとつでしたが、スライスが安定してきていることを実感しました。
良かったのはボレーで、ボレーボレーのなかで忘れていた重要なコツを思い出しました。あきはまともにボレーをするのが二回目?位で最初はとまどっていたようですが後半から結構がんがん打ってこられることが多く、ごまかして返球できなくなってきたため打った後しっかり左手でラケットをセットすることを意識したところ良いボレーが打て始めました。つまりは今までボレーを打つ時に左手でのセットアップを全くしていなかったということです。
バックボレーには一番不安がありましたが、前回の練習でスライスのスナップを思い出していたのでこれも相乗効果を出していたようでなかなか良い当たりでボレーできていました。フォアボレーはやはりリズムで、ボールの見極めが甘く情けない体裁きでボレーする場面も何度かありました。
しかしボレーの一番大切なフィーリングが掴めたことは予想外の収穫でした。

さて、本題の現状分析と対策です。
サイドがどちらになるかはまだ話し合っていないけれど基本的にバックのドライブが全く使えないのでどちらのサイドでも今は同じ。フォアのクロスも安定感に事欠くモノの過去にはない技術があるのでそこそここなせると考えています。
まぁ後一週間もないので技術的に詰められるのはサーブアンドボレーの習熟度だけ。これはひとえにサーブの出来が大きく関わってくるのだけれどサーブで無理をして体を痛めるわけには行かないので基本的には暖まってくるまでは生きのいいセカンドサーブ中心でのプレーを考えよう。サーブに集中力を裂かれるとダッシュがおろそかになりやすいので、ここはサーブをしっかり打ってボレーで粘る方向でのサービスゲームのプランニングを考えよう。ボレーはありがたいことに良いフィーリングを掴んだのでイメージ通りにダッシュすることを考えていれば一定水準のリターンならば捌けると思う。今回テーマになるのは今まで心の奥底に描き続けていた良いサーブから良いボレー、ダメならチャンス待ち、といったシンプルなパターンを貫けるほど自分のテニスに自信を持ちきれていないところだ。よねちゃんと組んでいた去年と比較しても自分の状態が勝ちに行ける状態に近いために正直とまどいは大きい。やはり今回は出場自体を見合わせるべきだったかもしれない、という気持ちが半分と、実戦の中で前衛としての動きを学びたいと思う気持ちの半分に揺れているというのが正直なところだ。
ただし残り一週間といえども可能な限りの準備を整えておくべきなので体を眠らせておくことだけは避けよう。
今現在不安があるのは前衛でのセンター攻撃における一本目のカット、それにロブに対する反応だ。走り込みでの成果が徐々に現れているのは感じるが、前向きにフィニッシュできるほど脚力、バランス共に安定感にかける。簡単に言えばやはり勝ち気が足りないために反応が鈍い。もう少し全てのボールを決めきるくらいの集中力をもって練習をしていく必要がある。前衛としての心構えはK池さんとの試合で分かっているはずだから後は思い切りと行ける行けないの判断を可能な限り早くして、1発100中の気持ちよりも相手の流れを止めること、そして考えさせて迷わせることを増やすつもりで前衛でのプレーを心がけよう。ただしじゃいあんはボレーは下手くそではないし動きも悪くないし、かつ彼は良いサーブを持っているので無理にカットする動きは状況に応じて行えばいいだろう。ダブルスとはいえ基本的に1+1であり、個々が1以下であれば基本的には勝ちはない。あくまでも1にプラスアルファーする感覚でプレーすべきだ。後は2対1にならないように気を付けて流れを変えていけば良いだけだと思う。

リターンゲームでは現状一本でとれるほどのショットを連続する安定感はない。序盤では前衛の動きをケアしながらブロックリターンでサーバーにリターンを打たせてから勝負しよう。後半の勝負所でしっかり狙っていけるように冷静な判断とリズムを合わせておくこと。相手にもよるがA級の選手はとにかくしゃにむにポイントを取りに来る選手は少ない。正確なコース取りとしっかりした球種で相手の数本のスーパーショットを気にしない。トータルでゲームキープ出来さえすれば
勝利だと考えているし、トータルでのバランスの高さと安定感こそが自信の源になっている。すなわちA級で勝つには同じ領域まで自ら上がっていくか相手を引きずりおろすしかない。結局は序盤で離されないように心がけること、無駄なミスは最小限度に押さえて勝負所で勝負できるように集中力を高めつつ最初からトップギアで戦わない事が重要だと思う。
完全に仕上がってさえいれば、最初から力まずに良いショットが打てるのだが今はまだ無理だ。だから基本は無駄なミスを最小限度に押さえ、相手に簡単にポイントを与えないことを重視しよう。リズムがかみ合っていれば必ずどこかで行けるポイントがあるはずだ。このポイントまで我慢できれば勝つ確率は五分五分だ。序盤で精神的な優位に立たれないように、また自分でプレッシャーにつぶされないように集中力を切らさず、かつ焦らずプレーをし続けることが重要だろう。

究極はサーブ力とリターン力が勝敗を決めるといっても過言ではない。
若先生などはボレーに圧倒的な自信を持っているはずなので淡々とキックサーブから深いボレーを入れてくるはずだ。ロブに対しても構えられて打たれる場合以外は「どうせロブで逃げるんでしょ?」くらいにしか思っていないし、そう思えるだけの技術を持っている。やはり彼のような一流に対してはまず一本目のリターンが重要だ。ここで良いリターンを打てなければもはや負けたも同然である。彼は俺と違い遅いペースにも乱されないので遅い展開は通じない。トップスピードで勝負するしかない。
リターンに関しても多少良いサーブを打とうがリターンはされるはずだ。
やはり良いリターンを打たれないためには良いサーブが必要であり、良いサーブが打てない時には前衛が助けるべきである。

今回の試合でどういった相手と当たるかは分からないが一流プレーヤーと当たった時に重要なのは攻守の切り替えの早さが案外ポイントになるかも知れない。
ここの当たりを今回は勉強しようと思う。


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ビンセント