テニスとゴルフの日記

2002年09月13日(金) 遠慮しているのだろうか?

前回ペアを組んでくれたよねちゃんから電話があり出場のオファーがあった。
それも締め切りの前の日である。前回よりもオファーは遅かった。

9月16日は「振替休日」である。
うちの会社はこの「振替休日」は休みではない。
従って急遽お休みをとることにした。

気持ち的には自信はない。
今週の練習リポートにあるようにようやく心の面で自分らしさを思い出したかな?という程度のところ。
しかも今回から男子A級はトーナメント制に。
とりあえずコンソレーションがあるので二試合は出来るのだが・・・。

昨日はリーダー繁、嶋パパ、それにサブの4人でテニスをした。
この三人も試合に出る。
しかもブロックが二つしかなく予選リーグを突破すればその時点でベスト4なのだ。
これが分かったのは練習前にドロー会議が終わったからだ。
本来は教えるべきではない。
しかしサブは練習不足なので当日次第だがリーダーとパパは十二分に練習と技術を持っている。
後は本来持っている人の良さを消し去り5試合を勝ち抜けば優勝できるのだ。
二人も今までとは違い「勝ちたい」という意志を持っている。
従って自分の為の練習は封印し彼らの練習に専念した。

パパは技術力が高く動きも信じられないくらいに良い。
しかしすべてがエース級のボールでしっかり打つべきボールの処理が非常に悪い。
もともとが勝つためにテニスをする人ではないので過去に一度きりその話をした以降はその点には触れないでいた。
しかし最近は変わってきたようで「勝てない」とひとりごちるのを聞くことが多くなってきた。
そう言う意味でも今回は厳しくいくべきだと思った。

リーダーは今仕事がきつい。
おまけに課外活動(これは俺も同じ)があるために体力も精神的にも厳しい状態。
肩も完全にはほど遠いようだ。
この日は特に集中力がなく今年一番の悪さだったろう。
しかし「勝つ!」という目的のためには一切の逃げ道は与えられない。
現状でもどのくらいは粘れるかを知ることで当日にこれ以下はない!と思えるようになる。
元々完璧なショットは必要ないクラスなのだ。
どうやって勝つか?そしてどうやったら負けるかを知っておけば間違いなく本番では大崩はしない。
自分の良いショットに期待したければすべてのショットにおいてミスはすべて悪で、その理由がすべて己にあるという気持ちで練習し続けた上で対応力が付いたときに初めて完璧なテニスを望むことが出来る。
本来はそう準備した中で試合に臨むべきだしそうアドバイスがしたい。
しかし今回はなによりもチャンスなのだ。
勝つべき方法を知り、忠実に実行していけば必ず彼らは優勝できるだろう。

サブだがあまり練習する時間はとれていなかった模様。
しかしスクールには通っているらしくバックハンドは向上していた。
フォアハンドは逆に良い部分と悪い部分が共生しているが、基本的にミスをしないということに集中すればさほどミスは出ない印象。
少し落ち着いた感じになっていたが、落ち着いたのか我慢しているのかは分からない。落ち着いたのならばいいが、我慢しているだけならばいずれは我慢が出来なくなりむちゃくちゃになるだろう。この辺はプレーヤー個人のテニスに対する考え方次第だ。
無駄なものをコートに持ってくればそれだけ集中力は裂かれるのだ。
今後も練習するか否かは彼次第である。俺にはそこまで余裕はない。

俺の方も昨日は玉出しから始めた。
所詮はチェックにしかならないが十分に良いタッチは出せていたと思う。
時々センターをはずすが、これが今の俺の実力である。
ボールを見ないで感覚でショット出来るほどに回復はしていない。

その後徹底してリターナーになりサービスゲームの練習をさせる。
さほどミスは出なかったがやはり時々センターをはずす。
足が止まっている。しかし足が止まる理由は集中力の欠如と自分の打ったボールの行方をいつまでもだらだらと見ていることにある。
サービスゲームではプロスタッフを使ってサーバーに徹したが時々ロングになったりネットにかけたりと安定はしていないがそれなりに考えて改善しつつプレーした。

俺の状態は上向きだが調教不足、といったところだろう。
後は今日明日明後日とどのくらいボールが打てるかにある。
一回戦の相手はダブル王コンビ。
ダブルスは俺の数倍はしているし、しっかり練習もしている。
彼らの土俵でプレーすれば間違いなく勝てないだろう。
しかしこちらのリズムでプレーすれば勝てる。
今回はサイド選択でとまどうことはなく俺はバックサイド。
俺の体がどこまでいいときの感触を覚えているか、そしてそれを実行できるかに全てはかかっている。

納得できるレベルでの練習はしていない。
しかし自分を信じ、勝とうという強い意志をもって試合に臨もうと思う。
集中力と自分を信じる気持ち、そして一本一本をしっかり打てば負けるはずはない、そう考えている。

試合前からあきらめることは今後決してしないと決めようと思う。
そして自分らしさを前面に押し出して勝負してこようと思う。


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ビンセント