テニスとゴルフの日記

2002年09月11日(水) 自分への甘え

昨日の練習ではっきりわかりました。
自分に甘えすぎでした。

ここのところ、残暑というかまぁ秋に夏がきたというかなかなかいい季候が続いている。
昨日もいい汗がかけた。
先週くらいから少しずつらしさを思い出していたこともあり、ほぼ体が温まったあたりで良いショットが打てるようになってきたところでさすがにグランディア君ではボールが飛びすぎて打てなくなってきたので壊れかかりのビンセント君を投入。

ビンセント君に変えた瞬間は非常に良いフィーリングでボールが打てる。
しかしそれも最初の五分まで。
そこから先は次第に力まなければボールが飛ばなくなってくる。
この日もそうだったが、最近の練習の中でまず一番悪いのがインパクトで力が収束されていないこと、平たく言えばインパクト前に力が入りすぎていて、インパクトの時に力が抜けてしまっている、ということ。
これではまるで初心者と変わらない。
この点に注意しつつ練習する。
しかし次に気がついたポイントは打点が近いこと。
これを修正すべくわざと遠目のポジションをとってみる。
うまくいかない。
理由は何か?

1.膝が柔らかく使えていないこと。
2.打球判断が甘い(遅い)こと。

1.はただの練習不足であるともいえる。
問題は2.である。

バックバンドのスライスが引きが甘く、そのせいで振り出すスペースがなくなる状態であるのは基本的にこの日も変わらなかった。
ミスした後で「前に振り出せ」と声に出して言うのだけれど、次の時にはきれいさっぱり忘れているのだ。
つまりミスしては怒り、またミスする。この繰り返しをしているのだ。
さすがに自分の情けなさとふがいなさに本気で頭にきた。
まぁ怒りで集中力を上げたのだ。
その後は同じ過ちは犯さなかった。
しかしその後もう一つ大事なことがわかった。
今年の目標は体を作ること、大きな怪我をしないこと、という風に自分では考えていた。
その点については十分に大成されつつあると言っても良いだろう。
しかしオフシーズンに入りこの時期にまでだらだら甘えている自分に気がついた。
これはきれいにフォアサイドに振られ、戻りながら兄貴の良いショットがバックサイドの良いコースに入ることが走りながらわかった。
このボールをダウンザラインに切り返そうと思った。
しかしボールに追いつくまで、追いついてから、スイングを始めるまで、どの段階においても自分でこのショットを入れようという意志がないことに気がついた。
さらには今の自分では入らないとも思っているのだった。

怒りでショットそのものに対する集中力は上がった。
しかしショットが成功するしないの前に自分自身ですでにあきらめているのだ。
そんな状態では良いテニスが出来るわけはない。
まず自分自身を信じ、仮に打てなくてもしっかり打とうという意志は強く持たなくてはならない。

それらに気がついた後、今年で一番のテニスが出来たのは言うまでもない。

久しぶりにしっかり相手を見つめ、テニスに集中した。

後はしっかり意志を持って練習すること。
自分の打ったボールが入るかどうかをのんきに見ている暇があるならば次のショットに対する準備を怠らないこと。
自分の打ったボールが入るか否かは相手が決めることなのだ。
打った瞬間に入るかどうかわかるようになれるまでは、打ったら走るの繰り返しに専念すべきだろう。

それに膝だがやはり気がついた後は今年一番の低い姿勢で打っていた。
ボールの見え方が全く違った。
可能な限り低い姿勢を保ち膝と腰の関節をうまく使えなければ決して正しい運動連鎖によるショットは打てない。
微妙なポジショニングの調整もうまくいかないのだ。

リターンでも低く膝を保ちその戻りを利用してショットすべきだと思い出した。
後はその戻りが大きくも小さくもならないように止めていくことでコントロールをより安定化させるのだ。
20前後の俺はさぞかしうまかったんだろうなーーー。

これからはより大事に、真摯な姿勢でテニスに取り組み直すことにします。


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ビンセント