Espressoを飲みながら

2002年05月15日(水) コピー防止CD:私は買わない

 コピー防止CDが話題になっている。
パソコンでの不正コピーを防ぐためと言われており、
AVEXはすでにコピー防止CDの発売を開始したそうな。

 「音質が落ちる」とか「パソコンで正常に聴けない場合がある」とか、
「音楽環境をパソコン以外に持たないユーザーもいるのに」とか、
いろいろ反対意見もあれば、そういう措置は必要という意見もあるようだ。

 デジタルコピーを防止したとしても、CDの売り上げが伸びるとは
私は考えない。そんなことある訳がない。デジタルコピーが防止されても
それなりの音質でダビングしたりすることは充分可能だ。

元々高音質で音楽を聴いていないユーザーも多い。

例えば、昔のカーグラフィックで松任谷正隆氏が「車の中は音楽を聴くのに
良い環境には成り得ない。」という趣旨の記事を書いていた。
音楽を主に楽しむ場所が車の中なのであれば、デジタルコピーもアナログコピーも
あまり変わらないのではないだろうか。

 私はCDの違法なコピー配付は行わない。
しかし音質や一部のユーザーを犠牲にしてまでコピー防止CDを製造する
企業姿勢には、はっきりと不快感を感じる。

 よって、コピー防止CDについては今後一切購入しないことにした。
コピー防止CDを作っている会社の製品についても出来る限り購入しない
ことにする。さっきヤフーを見たら、なんとMacを壊してしまうコピーCDが
存在するそうだ。PCのシステムを壊されてしまう危険を犯してまで音質の
劣るコピー防止CDを購入しようとは思わない。

 予言してもいい。
コピー防止CDでレコード会社の売上げは伸びない。
消費者はそこまでお人好しでもなければ、レコード会社の奴隷でもない。
なめた態度でマーケットにのぞめば、後悔するのはレコード会社のほうだ。


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空遊 [MAIL]

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