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2002年11月26日(火)
 約束。


子供の頃、約束は絶対のモノだった。


友達と遊ぶ約束をしても、
親に遊園地に連れてって貰う約束をしても、
どんな約束でも絶対のモノだった。
そしてその約束を破ることは、とても罪なことだった。


いつ頃からだろう。
約束はいいかげんなモノに変わった。


社交辞令とか上ッ面ばかりの約束で、
飲みに行く約束をしても、その場限りの話だったり、
旅行に行く約束をしても、いつの間にかお亡くなりになってしまったり、
モノを貸したりあげたりする約束をしても、すっかり忘れてしまったり。


子供の頃、
どうして大人は平気で約束を破るのだろう?
と、大人を嘘つきの呼ばわりしていた自分が、
いつの間にか、立派な嘘つきになっていた。








今朝、久しぶりに塾に出勤すると、
机の上に山のように本が置いてあった。


それは、
ワタシが「読みたいなぁー」と同僚に言い、
同僚が「それじゃ今度持って来るね」とワタシに言った約束の品。








ガラスの仮面20冊。








ありがとう、同僚。
重かったでしょ?
こんなに一度に。


なのに、ワタシは有閑倶楽部を持っていくのをすっかり忘れててごめん。
必ず持っていくから。
本当に必ず持っていくから。








でも、君がホントに持って来てくれるなんて、夢にも思ってなかったのも事実。
大人の約束は上っ面。













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