子供の頃、約束は絶対のモノだった。
友達と遊ぶ約束をしても、 親に遊園地に連れてって貰う約束をしても、 どんな約束でも絶対のモノだった。 そしてその約束を破ることは、とても罪なことだった。
いつ頃からだろう。 約束はいいかげんなモノに変わった。
社交辞令とか上ッ面ばかりの約束で、 飲みに行く約束をしても、その場限りの話だったり、 旅行に行く約束をしても、いつの間にかお亡くなりになってしまったり、 モノを貸したりあげたりする約束をしても、すっかり忘れてしまったり。
子供の頃、 どうして大人は平気で約束を破るのだろう? と、大人を嘘つきの呼ばわりしていた自分が、 いつの間にか、立派な嘘つきになっていた。
今朝、久しぶりに塾に出勤すると、 机の上に山のように本が置いてあった。
それは、 ワタシが「読みたいなぁー」と同僚に言い、 同僚が「それじゃ今度持って来るね」とワタシに言った約束の品。
ガラスの仮面20冊。
ありがとう、同僚。 重かったでしょ? こんなに一度に。
なのに、ワタシは有閑倶楽部を持っていくのをすっかり忘れててごめん。 必ず持っていくから。 本当に必ず持っていくから。
でも、君がホントに持って来てくれるなんて、夢にも思ってなかったのも事実。 大人の約束は上っ面。
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今日もまた最後まで読んで下さってアリガトウ。感謝感激でゴザイマス。ぶりっ。
排泄日記をmy登録されているエンピツ作家の皆様アリガトウございます。
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