隠喩と暗喩の対話

日々の心象を抽象的な言葉で。隠喩のはけ口、いわばポエム。

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2002年07月14日(日) :子供の宗教

NHKスペシャル変革の世紀「第3回 "知"は誰のものか〜揺れる知的所有権〜」。著作権にしがみついて利益を死守するハリウッドやらディズニイやら。ガーシュウィンウィンはとっくに死んでるのに著作権だけは生きている。表現者の創作意欲を守ったり促したりするのが目的なのに、創作者がとっくに死んで権利がいき続けている。ミッキーマウスの著作権が切れかけたから、彼らはそいつをまた20年延長した。ミッキーマウスが公共のものになるってのも不思議な話だけど、不思議な感覚を覚える時点で、あいつらの術中にはまっている。番組中にラプソディインブルウがちょろりと流れた。さあ、こいつの使用料は誰の元へ。どの番組で誰の音楽がどれだけ使われたか。そういうのは番組プロデューサーの権限でデータベースに蓄積され、電子的にJASRACへ報告されるシステム。番組単位で報告することも曲単位で報告することもできる。実はそこんとこにバグがあって、素材コードにnull値が入っている番組をJASRAC報告すると、正しく報告履歴にデータが残らなかったりする。そのバグは取り払ったんだけど、バグってた最中に報告した履歴データに不整合が溜まってる。こいつらをバッチ処理でリカバリーしなければならない。そんなこんなでばたばたしている間に、グヌーテラの開発者が自殺したことはあまり知られていない。


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下駄不落斎(ふらくやん) |メイル諸悪の根源自己嫌悪(復刻版) profile


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