隠喩と暗喩の対話

日々の心象を抽象的な言葉で。隠喩のはけ口、いわばポエム。

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2002年05月09日(木) :紫の煙

プレゼンテーション研修。今までのどの研修より良い。特に文章作成技法と比べると月とミドリガメだ(文章作成技法で配布された本自体はとても役に立ったが)。

まず、講師のキャラが最高だ。プレゼン研修の講師、システムコンサルタント、芸能事務所社員、コラムニスト、DJ(の依頼を断った)などなど。正体不明っぷりがスバラシイ。一人の人間がここまでいろいろ経験できるとは。しかも30歳余で。大人物ではないけど不屈の人だという印象。

で、中身も濃密。本来二日間のコースを一日に濃縮荷重還元。しかも講義は最小限でひたすらプレゼン→評価→プレゼン→評価の繰り返し。実習を通じてお互いに高めあうという形式は実に効果的だ。某君が最初と最後でメキメキと上達していく様に目を見張った。

ついでにいうと、本日は私「班長」って役回りでして。107人から4人単位で回ってくるんですね。朝一番に入ってもろもろ準備したり、研修中の号令や雑務をこなしたり、最後まで残ってもろもろ後始末したりなんです。特に今日は外部講師がいらっしゃるということで、先日の引継ぎがかなりヘビーでして。その分今日は何かと緊張感を持っていたってのも今日が充実していた要因かな。一撃必殺の威力を持つd(-_-)bぐーっのポーズも出なかったみたいだし。

というわけで地元松屋で一人慰安カレー。






以下、蛇足。具体的な研修内容について。読み飛ばし上等!



まずはアイスブレーク演習なる「事故主張ゲーム」。あるお題に対して6つ(1班が6名)の答えが用意されてます。で、ランダムにその答えが割り振られ、そいつを説得力ある主張としてプレゼンするのです。

第1問:
「来場者を最も楽しませている遊園地の乗り物」
 1.メリーゴーランド
 2.ジェットコースター
 3.観覧車
 4.ゴーカート
 5.お化け屋敷
 6.コーヒーカップ

てな具合に。6番にあたっちゃえば、「コーヒーカップが一番楽しませているんだ!」と主張しなければならない。なにがなんでも。そして、班員が一通り主張し終わったら、誰の主張が一番説得力があったか、挙手にて投票。ちなみに、この問題では不落さんは6にぶちあたり、0票でした。なむー。

でも、第2問「食後のデザート」では「ケーキ」で3票をゲットしてトップ、第3問「裁判官の転職先」では「俳優」で2票を獲得して同率トップ、第4問では「今後人気の出るスポーツ」の「剣道」で5票(得票率100%!)ということでしたり顔。したりっ(下っぱ)。



残りは、カレが主張するプレゼンテーションの組み立て方の形式に沿って、実際にプレゼンを4回。最初の3回はテーマは自由、主張も自由。なんでもいいからプレゼンしてという、制限がない分過酷な実習。

構成を考える時間は10分。これはなかなか厳しい。10分で大項目3部、中項目3部のプレゼン構成を考えるのは厳しい。洗練する余裕なんて全然ないから、かなりいいかげん。他人が発表しているときは、そいつに集中して、ちゃんと評価してコメントも出さないといけないから自分のことを考えてはいられないし。そこらへんよろしく。



不落さんの1回目:にちゃんねるを適度に楽しむ方法」
●にちゃんねるの特徴を掴む
 ・巨大な掲示板群
 ・匿名性
 ・独自の方言
●興味のある分野を見る
 ・自分がマニアックな分野
 ・時事ネタ
 ・他
●人のお勧めを見て回る
 ・スレッド紹介
 ・リンク
 ・お祭り

班員の某君から「偽にちゃんねら」とか「似非にちゃんねら」とか言われていることをヒントに。大項目3番目がいっぱいいっぱい。その他は具体例を必死に挙げてがんばった。



不落さんの2回目:私のホームページ
●「諸悪の根源」
 ・日記
 ・DTM
 ・音楽評
●「frac~en~ciel」
 ・豚
 ・豚画像作品
 ・豚音楽作品(D'z)
●その他
 ・自己嫌悪
 ・愚の骨頂
 ・他

ほとんど自分の首を絞めるような題材。でも実際、3ヶ月間の研修予定表を見て「プレゼンテーション研修」を見かけたとき、「フラクアンシエルと豚をプレゼンしたらどうなるだろう」って思ったわけ。それが実現するんだから逃すわけには行かない。でも、豚で全項目埋めるには時間が足りないから、諸悪とその他で挟みました。

唯一実物を示せるのが、いまだに携帯待ちうけ画像に使っている「豚飯」だけというのは辛い。時間もぜんぜん足りないし。トアル昼休み、某君にマンツーマンで豚プレゼンしたときは、実際のサイトを案内しながら20分くらいじっくり豚に漬けてやったわけで。まあ、誰一人豚について理解してなかったみたいだけど、捨て身の覚悟で豚った自分をまむってあげたい。

これで、今後「豚ぁ豚ぁ」って呟いても引かれたりしないかな。



不落さんの3回目:DTM入門以前
●DTMレシピ
 ・DTMとは
 ・必要なハードウェア
 ・必要なソフトウェア
●こんな特徴
 ・ひとりでできるもん
 ・音楽の知識も要らないもん
 ・楽器の演奏技術も要らないもん
●幅の広さ・奥の深さ
 ・ジャンルを問わない好きな音楽
 ・ネット公開等
 ・プロになった人も

2回目の一部だったDTMを拡大。まあてきとーに。



ラストはちょっと特殊。「好きな食べ物 マイブーム 松田聖子 モーニング娘 テレビ番組 少子化問題 少年犯罪・・・・」と2,3百ひたすらキーワードが並んだ紙のなかから、隣の人がひょいと選んだ言葉をテーマにプレゼンするという。もちろん10分でネタを整理して即発表。

不落さんが左隣の某君に指定されたキーワードは「盆栽」。いじわるしてやろうということで盆栽らしい。最初はかなりびびったけど、2秒後にはぴんとひらめきました。今回は、プレゼン中にメモを見るのを禁止されたので、メモ自体がいい加減。そのメモは以下のとおり。

不落さんの4回目:私が盆栽に興味を持っている理由
●盆栽の美
 ・小宇宙
 ・西洋の美との違い
 ・俳句
 →とにかく日本マンセー
●手間
 ・ペットはイヤ
 ・すぐにかれる花もイヤ
 ・サボテンはつまんない
 →適度な手間の盆栽マンセー
●自分の性格
 ・ひたすら青空の雲を眺めてるのもOK
 ・ひたすら猫の様子を眺め続けるのもOK
 ・飲み会ではひたすら人の様子を眺めているし
 →性格にあってるよなあ、盆栽って

で、テーマを指定した某君にマンツーマンでプレゼンするわけです。こんなテーマでよくここまでしゃべった、感動した、と小泉節。えっへん。






結論、人としゃべるのは苦手だけど、人にしゃべるのは得意だわ。


目次前日翌日諸悪の根源

下駄不落斎(ふらくやん) |メイル諸悪の根源自己嫌悪(復刻版) profile


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