フォーリアの日記
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| 2015年07月10日(金) |
先生の宿題・「白バラは散らず」 |
今朝は曇っていたので、雨の電車外出用に傘を拭くタオルを用意していました。 でも天気予報の時に見た渋谷は晴れています。 その後こちらも晴れてきました。 久しぶりに晴れました。
今日は仕事でした。 久しぶりに傘の心配のいらない外出です。
夜の勉強会、先生の宿題の充実度がすごいです。 細かい評価計画や集計計画は立てなかったけれど、 情報量が多いので、たくさんの発見があります。 先生自身の日々の気持ちも文にしたことで焦点が見えてきたこともあります。 結構な前進だと思います。
昨日本を借りられなかったので、電車の中で夫が須坂から持ってきた昔の本を読みました。 「白バラは散らず」というナチスドイツ下のドイツ国内での抵抗運動の話です。 夫がそれを読んでいた時「何で日本にはこういう反対する人たちがでなかったのだろう?」と言っていたので 私は「共産党とか、反対運動した人たちはいたんじゃないの?」と答えていました。
でも読んでみるとそういう答えは的外れだったことがわかりました。 この物語の抵抗運動は、もっともっと一般市民、普通の学生であり、個人的なんです。 医学生ですが古典や文学にも造詣が深く音楽も愛するこの時代の学生の教養の幅広さに驚き、 そういう素養があるからヒトラー政権に対する反対運動を起こしたのだと思えます。 勝利無き戦線に憂い、自由の剥奪に憂い、踏みにじられる弱者の人権(命)に憂い、行動を起こすのです。 でも現実の情報を手に入れることができる社会だったのでしょうか。 ヒトラー以前に、社会が当時の日本とはずいぶん違うように思えます。
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