フォーリアの日記
目次|過去の日記|未来の日記
幸いなことに天気は晴れ。
バスでDuomoへ。 さすがにその大きさに圧倒されます。
その次に行ったMuseo Diocesano di Napoliでは 学芸員が丁寧に案内してくれました。 バロックの絵画は暗いものが多いです。 殉教とか犠牲の残酷な絵も多いです。 昨日行った修道院だった美術館ではもっと暗い雰囲気で、 キリストのかなりきついシーンがあったので、そういう写真は私は撮っていません。
マッテオというフリッターピザが名物の店で昼食を食べました。 こちらは普通のピザを食べていたのですが、 近くのテーブルの人が頼んだフリッターピザが来たのを見て驚きの声を上げたら、 その人達(多分旅行者)が少し分けてくれました。
ここで夫がファイル一式忘れたというので一旦ホテルに帰りました。 またバスで、今度はダンテ広場へ。
トリブナリ通りを歩いて、昨日しまっていた楽譜屋さんへいきました。 楽譜屋さんでカンツォーネナポリターナの楽譜を買いました。
ダンテ広場を下ったら先に通ったサンセヴェーロ礼拝堂は撮影禁止でした。 中央にヴェールをかぶって横たわっているキリスト像があります。 地下には血管を残した人体があったりしてちょっと不気味です。
次に見ようとしたニーロ像は工事中でした。
洞窟の遺跡の入口に行きましたが、1時間20分かかるというのでやめました。
プレシピーオ(ナポリの伝統的な人形)を買うために、サンジョルノアルメノ通りを歩きました。 この時にはまだ人形は買わずに、コルノ(ナポリのお守り)を買いました。
そのあとちょっと休憩してジュースなど飲みました。
次に行ったのはSan Lorenzo Maggioreの遺構。 階段を上がるのが面倒なので、エレベーターで4階まで行って階段で降りました。 地上の美術館はあんまり力が入っていません。 掘ったら出た遺跡から出た遺物がそのまま飾ってあったり、 絵もあまり目立つものだとも思えません。 地下遺構は特に教会というわけでもなく街のようで面白そうですが寂しいです。 人が居ないので迷子になりそうですが、無事に地上に出てきました。
プレシピーオ(ナポリの伝統的な人形)を買うために、またサンジョルノアルメノ通りを歩きました。
何軒も見て、全てイタリア語それも知っているわずかな単語さえ聞き取れない強いナポリ訛りのおじさんがいたりしましたが 英語でそこそこ対応してくれるおばさんのいる店で、顔のいいものを選んで購入しました。
しかしテレビイタリア語講座の最初の方(11回目まで)だけ聞いてきた急ごしらえのイタリア語でも 英語の通じないときにけっこう重宝しています。
ところで、プラスチック製の製品がほとんどMade in Chinaだったのにはびっくりしました。 中華街に似たようなものが売られているのはやっぱりルーツはこちらだったのですね。
次にジェス教会に行こうとしたら、 昼にしまっていたサンドメニコマッジョーレ教会が空いていたので先に行きました。
ジェス教会は撮影禁止でした。 イエズス会の教会にしては装飾が派手だそうです。 側面にフランシスコザビエル(Francesco Sabie)が祭られていました。
夕食はカンツンネッタというカンツォーネレストランを予約していますが、 一旦ホテルに戻りました。
帰りのバスでスリ集団に遭遇しました。 というか、狙われました。
乗ったバス停で後から乗ってきた何人もの人達が、 ぎゅうぎゅう押して、乗車チケットに刻印する機会に入れたいから奥へ行きたいというそぶりをみせていました。 チケットは持っていたのですが、結局奇怪に入れる様子もなくおかしな人達です。 夫が奥へ行ったので私も行こうとするとわざと道を狭くする感じがあり、 あまり譲り合いをする気がないやな人達だと思っていました。 それでも何とか通ってそのときは奥へ行ったのです。 でもバスが揺れるので手近なポールにつかまろうとすると ポールを両手で持っている人がいて手頃な高さにはつかまれません。 ここで後ろを向くのもいやなので、手を逆手にして高いところを持っていましたが、後で考えればそれは正解でした。
その次あたりのバス停で集団で降りるそぶりを見せて、 出入り口のほうへ押すので、夫は出入り口の反対側へよけて、分かれてしまいました。 降りたらまた合流する積りだったのですが、その人達は降りません。 そんな混雑した出入り口付近でわき腹の辺りを手で触る人が居るので、 初めの数秒は偶然当たったのかと思ったのですが、それにしては長いので、 痴漢かもしれないと思ってよく見ると、手に持った青いバッグの下で反対の手をこちらに伸ばして探っています。 肩から斜めにかけて前に抱えた私のバッグのチャックを開けてる! すぐにバッグを引っ張りその人から離し(それでもまだ探ろうとしていました)、人込みをかき分けて夫の居るほうへ行きました。 中身を確認したら特に何も盗まれていないようでした。 もともと金目のものは入れていませんが、パスポートとか、無くなると困るものは入っているので、 何も無くなってなくて一安心です。 後で考えるとあの集団は乗ったときからいろいろおかしかったのですが、 実際探られるまでスリだと認識していませんでした。 危ない危ない。
さて、一旦宿に帰ってシャワーなども浴びてから あらためて夕食に出かけました。 寂しいところを歩くときはやたら緊張して歩いていました。
今日はカンツンネッラ(Cantunnella)というカンツォーネレストランを予約しています。 グルーポンのクーポンメニューと同じものを同じ値段で直接予約たのです。
料理はコースメニューといっても庶民料理で、量が多くてあまり素材も新鮮ではなさそう。 でも、カンツォーネはうまくて、初めはマエストロ(とアルバさんが呼んでる)のギター弾き語りのソロで、 そのあとはアルバさんのソロでたっぷり聞かせてくれました。
日本人客が来ているということで、夫の傍まで来て 日本人が知っていそうな曲も歌ってくれました。 帰れソレントヘとサンタルチアとコーレングラートとフニクリフニクラ、オソレミオが日本人が知っている定番らしい。
その他、現地の人が一緒にどんどん歌うような手拍子が合う楽しそうな曲を次々と歌っていました。 現地の人もなかなかすごい。 ほとんどの曲を知っていていっしょに歌っている人がいました。 イタリア語の歌詞はわからないけれど、とても楽しいときを過ごせました。
帰りは歩いて帰ってきました。
|