フォーリアの日記
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| 2009年10月03日(土) |
トゥーランドットの第3幕 |
今日は曇り。
朝、昨日の洗濯物が乾いていなかったので外(ベランダ)へ出したら、 サーッと雨が降ってきてあわてました。 ベランダは吹き込まない限りぬれないし、すぐにやんだので良かったのですが。
久しぶりに特に用がない土曜日なので、午前中にヨーガ。 朝食後に家人が皆寝てしまったので昼までゆっくりしました。
夜に借りているトゥーランドットの第3幕を見ました。 肝心のトゥーランドット姫に愛が芽生えるシーンがカットされている公演だったので ちょっと最後の展開に違和感がありました。 でも、とにかく本物の紫禁城の宮殿を背景にした本場中国の舞台はみごとです。
そこにまったく違和感なくどころか、逆にどこか西洋風の演出の時よりもずっと 音楽が舞台に合っていると感じられることに驚きます。 プッチーニは相当中国を研究していたのだなあと思います。
また、ストーリー的には脇役なのでついつい軽く扱われがちな皇帝も 非常に荘厳に扱われているところがリアリティがあって良かったと思います。
ピン・ポン・パンの掛け合いの中に婚礼の準備と葬式の準備を両方しておくというくだりがあるのですが、 謎賭けにカラフが勝ったら、すぐに人々が赤い服を着ていたり、 婚礼を表す喜が2つ並んだ文字がイメージ的に出てきたり、 後ろに「壽」の幕がかかったりするのも あたりに赤い物が増えたりして、婚礼の支度がされていたことがよくわかります。
しかし、このDVD、別アングルの映像に切り替えられるとか 便利なようで面倒な仕掛けがあってなかなか大変です。 切り替えないで普通のアングルばかり見ていると、やたら歌手のアップが多くて、 せっかくの豪華な舞台全体が把握できないカメラワークは初めから苦になっていたのですが、 別アングルに切り替えると全体映像が入っていることがわかりました。 どちらかというと全体像を主アングルにして、アップを別アングルにすればいいのにと思いました。
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