フォーリアの日記
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2009年05月07日(木) 多重録音

連休も終ったのですが、まだ多少連休ボケぎみです。
あまりお天気はよくないけれど、雨もぱらつく程度です。

さて、先日録音した伴奏に歌を乗せようと試みました。
waviorという多重録音ソフトを使って1声ずつ3声乗せるのですが、
これには順番があります。

私は普段ソプラノを歌っているので、ソプラノなら覚えているしすぐに歌えるのですが、
ソプラノを先に入れてしまうと、どうしても和音が汚くなります。
初めにソプラノを入れると、他のパートが聞けないので、
どうしてもメロディラインに沿って歌い上げる形になってしまいます。
それだけ聞けば別に音程が外れるわけでも不安定なわけでもないのですが、
和音にピタッと合う音になっていないのです。
すべて自分で歌って入れるのだから同じようなもののはずですが、微妙に違います。

アルトから入れると低音が出しにくいので低い所で上ずりぎみになってしまってこれも合いません。
ソプラノの私にとってはメゾから入れるのが正解です。
音域的にもメゾなら守備範囲だし、聞きながら合わせる時に音程の中心としやすいようです。
そのあとアルトを入れます。
メゾに合わせながら歌えば、変に上ずるところもなくなります。
最後にそれらに合わせてソプラノを歌うと、見事に和音がはまります。
合唱では聞きながら歌うことがいかに大事かわかります。

問題は、メゾの音はいちばん覚えていないというところです。
ソプラノは自分が歌っているパートなのでもちろん覚えているし、
アルトもパート練習が多いのでかなり聞き覚えています。
メゾの人たちは比較的すぐに歌えてしまうのでパート練習が少なくて、
第三者が1度ですらすら歌えるほど聞き覚えるまでに至りません。
それでも1、2回歌ってみると伴奏に合わせて歌えるようになってくるので録音してしまいます。
そこにアルトを重ねると、たまにメゾにつられて音がわからなくなるときがあるので
失敗した場合には録音しなおします。
最後にソプラノを重ねます。
これは普段歌っているので特にハプニングがない限り1度で録音できますが、
電話がかかってくる、つばがたまって歌えなくなる、ブレスの位置を間違えるなどのハプニングもたまにあります。

今日は、2曲録音しました。
実はもう1曲新しく歌おうと言い出した伴奏のない曲を録音しようとしましたが、
アルトが低すぎて声が出ないのであきらめました。
そのうちアルトだけピアノの音で録音しようかしら。

実は多重録音をする前に、伴奏録音で、1拍間違えていた場所があり修正しました。
変拍子で3拍子2拍子3拍子2拍子となる部分を、3、2、4、2と弾いていたのです。
伸ばす音が一拍長すぎました。合わせて歌おうとして歌えないので気づきました。
普段は(小さい声で)歌いながら弾いている場所なので間違えませんが
録音するときには夜中だったので歌わなかったら感覚が狂って間違えました。


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