フォーリアの日記
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2008年12月30日(火) 北京旅行4日目

今日はまず天壇公園へ行きました。
天壇というのは皇帝が神(道教)に祈りを捧げるところだそうで、
いちばん南から、皇帝が神と対話する儀式をする祭壇、位牌を収めてあるところ、神に祈るところと
だんだん高いところに建造物が建って続いています。

天壇の中心部以外は公園になっていて、63歳以上は無料で入れるそうです。(中心部は別料金)
そこで年配の方々がトランプをしていたり、太極拳をやったり、社交ダンスをやったり、バドミントンをやったり、
羽をける遊びをしていたり、いろいろなことをやっていて、北京市民の憩いの場となっています。

皇帝が訪れる時の経路とは逆に北から入ったので、まず一番奥の神に祈るところを見ました。
三層屋根の円形の建物で、ここでいちばん小高くなっています。
五穀豊穣などを祈ったそうです。

その次に、皇帝の位牌があるところを見ました。
ここの正面の敷石はちょうど円形の塀の中心になっていて、
そこからの反射の関係で、1枚目の敷石の上で手をたたくと反射音が1回、
2枚目の敷石の上で手をたたくと反射音が2回聞こえるそうです。
実際手をたたいてみたら、2回とはっきり分かれて聞こえるわけではないのですが、
明らかに1枚目の上でたたいた時とは違う反射音のずれがわかりました。

そこを通り抜けると円形の石の平らな台になっていて屋根がありません。
その中心に丸い石があり、その上で皇帝が神様に話しかけるのだそうです。
敷石の敷き詰められた円形の台の周りを囲む塀がやはり声を反射するようになっていて、
小さな声でしゃべっても大きく聞こえるそうです。
実際そこにたって「あー」と言ってみましたが、たしかに反響で大きく聞こえます。
柵といえる程度の低い塀なのに不思議です。

そこを抜けてもんの外の石畳を歩いていたら、まだ公園のなかなのですが、
年配の男の人が何人も、大きな筆に水をつけて石畳に字を書いていました。
石畳の1枚を1枡として、見事な達筆で書いています。
徐々に乾いて消えますが、書くとすぐに凍るので、そんなにすぐに消えるわけではありません。
消えるとそこにまたどんどん別の文章を書いていきます。
多分古典の名文のようなものを書いているのだと思いますがわかりません。

さて、天壇を出て、車で連れて行かれたのがお土産やです。
リベートをもらっているのだろうと思うのですが、高級そうな店に連れてこられるので困ります。
寒いので暖かいところに連れて行ってもらえるのはうれしいのですが。
真珠のみせで、あわびの真珠を勧められました。(買いません。)
民芸品のお土産を見て、少し買いました。
トイレに行ったらドアが倒れてしまいました。

北京のトイレはどうもドアの蝶番が弱いんじゃないでしょうか。
高級な店のきれいなトイレでも、ドアだけはゆがんでいたりして、立て付けが悪いのです。

民芸品の次は昼食を食べに行きました。
削り麺だという不思議な麺で、打った麺を円筒状に丸めてあるところから削ってゆでているようです。
不思議なたれで食べるうどんのような麺でした。山東省風の料理だそうです。
ここのトイレもきれいなのにドアは少しゆがんでいました。

今日はもう帰国なのでこのあとは空港に向かいました。
ずっと車を運転してくれた運転手さんとガイドの許さんと写真を撮りました。
チケットを搭乗券を交換して中に入るところまで許さんが来てくれました。

空港の中でまた少しお土産を買いました。
ちなみに空港のトイレでさえドアが少しゆがんでいます。

成田行きのJALはほとんど日本人ばかりで、もうほとんど日本にもどったようです。
行きと比べればかなり混んでいました。
帰りはジェット気流に乗るのでかなり早く着きます。
行く時は映画など1本見てしまいましたが、帰りはそんな時間はありません。

成田からはスカイライナーではなく、特急で帰ってきました。
サイパンから戻ったという家族は子供が半袖でした。
こちらは厚着をしているので、車内の暖房ではのぼせてしまうくらい暑かった。

帰ってきましたが、こちらは暖かいです。
娘によると今日は特に暖かいそうですが、帽子も手袋もなしで平気で歩いてきました。


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