フォーリアの日記
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2008年05月13日(火) 「のどを開けるって?」に関連して

今日は雨。降っていないかもと思ったら少し降ってみたり。

先日mixiの声楽コミュニティで話題になっていた「のどを開けるって?」みたいなトピックをみて思ったことから関連して
なんとなく思い出してベル・カントの本など見ていましたが
その本に書いてあることは、私が自分で見つけてきた感覚を裏付けるものでした。

私は基本的にはのどを開けるということは
まずは開けようとなどまったく考えず、力を抜いてリラックスしなければできないと思っています。

軟口蓋をあげるとか舌を下げるとかいろいろ言う人があり、
正しい状態がどうなっているかという理論はあるでしょうが、それは結果であって、リラックスして柔らかくなっている場合に
偶然(?)そういう形になっているにすぎないと思っています。
だって体の中を透視して見えるわけでもないのに理論どおりの形にどうやってするんでしょう?
実際に声を出している時には、
あっちを開けて、こっちを開けてなどと思った時点で力が入ってしまうものです。
「じゃあどのくらい開ければいいの?」「あくびをする時のように?」
「あくびじゃ伸びすぎだからあくびの出はじめぐらい・・・」
まあ、正しい発声ができている人はウンウンとうなずくかもしれませんが、
力が入って困っている人は迷路に入り込んでしまいます。

ハンカチはそっと机の上に置けば広がりますが、
広げようとして1部分だけ持ってあっちを引っ張りこっちを引っ張りすればしわができてしまいます。

「のどの力を抜いて・・・」と言われることも同じくらい迷路に入り込みます。
ただ力を抜けといわれてもどうしたら抜けるのかわからないからです。
あちこちに力がガチガチに入っている時にのどだけ力を抜けと行っても無理なのです。
こぶしをぎゅっと握っている時に「さあ、中指だけ力を抜いて御覧なさい」と言われたようものです。
でも、握ったこぶしを開き手のひらの力を抜けば中指の力を抜くのは簡単です。
のどの力を抜くにはその周りの力もさらにもっと周りの力も抜いてゆったりするのが先決なのです。
力が抜けたところは気持ちよく振動するようになるのでわかります。

などと思いながら、ちょっと発声練習してみましたが、
高い音を大きく出す時や息が苦しくなるとつい腹筋を押すように使ってしまってまだまだ失格です。


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