フォーリアの日記
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2008年01月14日(月) 「ペルセポリス」

ううう、今日も寒いです。
昨日より日が出ない分、家の中も寒いです。
洗濯物を干すのにちょっと外へ出ているあいだも寒いです。

今日もあまり出歩きませんが、午後駅前へいって
本屋へ寄ったり食料品を買ったりしました。

本屋へ寄ったのは、最近夫が「カラマーゾフの兄弟」を昔の文庫で読んでいて、
最近新訳が出たのも読みたくなったからなのですが、
息子が持っているのでは?と言い出して買うのをやめました。
でも、息子は寮に住んでいるので、めったにうちに来ませんが。

その代わり(でもないが)夫が目をつけたのが「ペルセポリス」
ちびまるこみたいなシンプルなイラストで描かれたマンガ(と言っていいのか)なのです。
イランの少女の目でイランが描かれています。
この本を買って帰り、夫より先にざっと読んでしまいました。

イランという国の情勢はたまにニュースでは聞いても遠い国の出来事であまりよく知りません。
イラン革命後、ヴェールをかぶらなくてはならなくなり、男女別学になる。
小学生の少女がそういう状況を体験し、それを痛烈に批判して生きてきたいうのがあまりに新鮮でした。

イスラム諸国の女性が昔からの戒律に従順にしたがっているわけでもないこと、
また、イランそのものの宗教が古くはゾロアスター教で、
イスラムは侵略者によってもたらされた宗教だということ、
歴史の知識としてどこか頭の片隅にあっても、
これを読まなければその複雑な宗教事情やそれにまつわる感情に思い至ることがなかったでしょう。

続編もあるようなので、読みたくなりました。


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