フォーリアの日記
目次|過去の日記|未来の日記
| 2006年10月20日(金) |
本屋で本を紹介してほしいという人 |
今日は寒いと思って長袖を着て出かけたら暑いくらいでした。
昼休みに食事の後ちょっと本屋へ寄ったら、2階で「脳のしくみ」という 図解で気楽に読める本が山積みになっていたので立ち読みしていました。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4816340912/ref=sib_rdr_dp/503-4018331-9702339
ビジネス街の本屋らしく1階はお昼休みは人でいっぱいですが、2階は空いています。 まばらに人がいる程度なので、特に似たジャンルの本を見ようとする人が偶然いない限り すぐ隣に人が立つというほどのことはありません。
ところが立ち読みし始めてまもなく、隣に来た人(若い人)が話し掛けてきました。 「最近読んで面白かったという本があったら紹介してくれませんか?」 紹介と言われても、そんなに読書家ではないし、 何を紹介して欲しいのか、聞く目的によっては希望のジャンルもあるでしょう? 「なぜ紹介して欲しいんですか?」 (意味をうまく表現できなかったので、尋ねてからもう少しごにょごにょ付け加えました。) それに対する答えもよくわからなかったけれど、 何かを編集しているので参考にするとか言っていました。
普通にスーツを着ている若い人で、別に悪い企みがありそうには見えないけれど 何のためにたまたま本屋にいる人を呼び止めて聞いているのかよくわかりません。 出版社などの取材風でもありません。 強いて編集と結びつけて想像すると、自分で何か著作物を書いている人だとか 編集と言っても出版社じゃなくて何か団体の機関紙とか・・・。 お役所関係者の市民調査とか??
言葉に詰まっていると、発言を促そうとさらに話し掛けてきます。 脳の本を読んでいたので「脳に関心あるんですか?」とか 「脳といえば養老孟司を読んだことがありますか?」など。 「バカの壁」は読んだけれどせっかく養老さんが書いたのだから もう少し専門的なことも書いてあった方が良かったと思った、とか答えながら 頭を巡らせているうちに、最近読んだ無難な本を思いつきました。 大ベストセラーなので、皆読んでいて特に参考にもならないだろうけど 「ダヴィンチ・コード」と「ウェブ進化論」 どうでした?などと聞くので、感想なども少しは言わされてしまったのですが、 相手がどの程度知っているのかわからないと話しにくい。 知らないふりして本当は知っているのでは?と思ってしまいました。 適当にしゃべっているので、解説させて定着度を測っているのだったらちょっと困る。
昼休みが終わるので・・と切り上げて去ろうとすると、 あっさり御礼を言って話を終えてくれたので、そのままさっさと出てきたのですが 後をつけてくるような怪しい奴でもなく、一体何だったんでしょう?
ついつい昼休みを早めに切り上げて戻ってしまいましたよ。
|