フォーリアの日記
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2005年10月29日(土) Missa Brevis

昨日聞いた、練習をしていた曲がモーツァルトのMissa Brevis KV.140だったのですが
どうも聞いたことがあるような気がして、昔のプログラムを引っ張り出したらやはりそうでした。

昔仙台で友人が所属していた合唱団のコンサートを聞きにいった時にやっていたのです。
その合唱団の指導者は、聞いた感じでは気性の激しい指揮者だと思われ、
その時のプログラムの中でも、近代(現代?)オペレッタの軽い曲などはあまり合わなかったのですが
邦人作品の火の山を表現する歌などはなかなかよかったことを覚えています。

で、その時のMissa Brevisはどうだったかというと・・・
あんまりコーラス全体のことは覚えていないのです。
でもSoloがイメージをぶち壊していたのは覚えています。
こういう、本来ソリストを呼ぶような曲で合唱団員が歌うのはどうかと思うと
その合唱団にいる友人が言っていたことも思い出しました。

その時のソプラノソロはかなり本格的に声が出る人で、
合唱曲内に合唱団員が歌うためのソロがある場合には、いつもその人に任されていると言う話は聞いていました。
でも友人は、なんだか変わった声で好きじゃない言っていたのです。
話だけではどういう感じなのかわからなかったのですが。

聞いてみると、発声という意味の声だけならソロを任せてもまったく問題ないレベルだとは思いましたが
問題は、この人、まったく音楽性がなかったことです。
起伏も何にもない音の羅列はただつまらないだけでした。
それに比べたら(声は苦しいけれど)昨日の練習のほうがよっぽどましでした。

その演奏会ではテナーはよかったのですが、声では(声量でも)ソプラノに負けているので
ソプラノと重なるとソプラノの問題点の方が表だって聞こえていました。
アルト、バスは人材がいなかったのでしょうからノーコメント・・・。

こういう曲のソロをアマチュアの団員が歌うのはどうかと思うと、昨日も友人が言っていたのですが、
たしかに失敗するとそういう結果にもなり得ます。
本格的な声が出ない=曲が成り立たない、ではないとは思うのですが
未熟な面が曲をぶち壊すか、許せる程度ですんで、それを上回る良さを表現できるか
ある程度かけではあります。
でも、いけるんじゃないですか?あと1ヶ月ちょっとあることだし。


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