フォーリアの日記
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昨日、実家の仏壇の母の遺影のうしろに写真が飾ってあったのを見た。
一瞬、私の子供の頃?・・・と思ったがそんなはずはない。 あんなきれいなカラー写真があるはずない。
姪(弟の娘5歳)だった。 父が、亡くなった母(姪にとってはおばあちゃん)にそっくりだという。 確かに似ている。 私の子供の頃の写真にも似ている。 (要するに弟に似たのだろうけど)
子供の顔だからかわいらしいが、ちょっときつめの眉といい 目元、口元・・・。
私は今でこそ長年の重力に負けて穏やかな顔をしているが(?) 小学校6年ぐらいの頃は(その頃がいちばん)きりりとした顔をしていた。 小学校の卒業写真を見ると「寄らば斬るぞ」という雰囲気だ。 みんなその頃が一番きつい顔なのかしら?
この卒業写真を母が見た時に 自分の女学校の入学写真とそっくりだといっていた。 年齢的には同じくらいだ。 しかし、戦火で焼け出された母には写真は残っていなかった。
ずっと後になって母が同窓会で友人から借りてきたその写真を見せてくれた。 確かに似ていた。
で、姪がその手の顔なのだ。
そういえば、1歳ぐらいの時の写真にも私に似ているのがあったっけ。 でも、5歳になっても似ているとは思わなかった。
ちなみに、うちの娘は私に似ていない。 部分的に似ているところはあるだろうが 全体的には徹底的に父親似なので 一瞬の表情さえ、私の子供の頃に似ているなどど思ったこともない。
息子は私に似ていると言われるが 男の子なので私にとっては父親似の部分の方が目に付く。
女の子が自分に似ているというのは不思議な気分だ。 自分にそっくりの実の娘がいたとしたらどんな気分だろうか。
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