思い出したように更新。
手短に。(できるかな?)
ハイ。観音デス☆
仕事から帰って一服しているアタイに、
マサルが楽しげに話し掛けてきた。
「おい、観音。100万の指輪だぞ。」
「は?」(ー∀ー;)
マサルの手には、あまり趣味のよろしくない指輪がひとつ。
しかし、アタイは宝飾品には全くといっていいほど興味がナイ。
なんでこんなもんが100万もするんだよ。
マサルの言葉を冗談だと思って笑い飛ばした。
「いいから持ってみろ。100万の指輪だぞ。」
アタイがソレを手に取ると、またまた楽しそうに笑ったマサル。
「お...重いんデスケド。」
こんなの貰ってもアタイ困るわ。(←くれると思ってた)
「100万の指輪だ。」(←いい加減シツコイ)
っていうかコレ。
めっさヤーサン好みだし。(汗)
しかも、見ず知らずのヒトの持ち物って気持ち悪いのよ。
とっととマサルに返した。
「貰ったの?」
「拾ったの。お母さんが。」
「は?拾ったのに何で値段まで分かるわけ?」
とうとう夢見るお年頃になってしまったか、マサルよ。( - -) トオイメ
「聞いたから。」
「誰に?」
「落としたヒトに。」
どんな状況だよ...。( ̄∀ ̄;)
スッカリ困惑したアタイに、マサルは昔話を始めた。
時を遡るコト4ヶ月。
覚えてるヒトが、はたして何人いるだろうか。
この日の日記を書いた時は、
アタイもマサカ続きを書くなんてコトになるとは思わなかった。
あの日。
大騒ぎして他人をボコボコにしておきながら、
被害者面してオマワリと共に帰って行ったチンピラ&呑み屋のネェチャン。
実は、その数十分後。
懐中電灯を手に持って現場に戻って来た。
ケンカをしてる間に、ネェチャンが落し物をしたらしい。
アタイは特に興味もなかったので部屋に戻った。
が。
そんな面白そうなモノを、マサルが見届けないワケがない。
彼らが帰るまで、2階のベランダからシッカリ見守っていた。(そうだ)
落し物の一部(?)は見つけたらしいが、
1番大事なモノは見つからなかったらしく、
ネェチャンは相変わらずの大きな声で色んなコトを口走っていた。(らしい)
先に言っておくが、
アタイは何も知らなかったからね?(逃)
半狂乱で彼女が男共に探させていたブツ。
100万円の指輪。(らしい)
何故に我が家にあるのだろうか。
ソレよりナニより、アタイはまず気になった。
「女モノにしては、ド太すぎるんじゃ...?」
「指の太い女だったんだろう。」
このセリフを吐いたマサルは真顔だった。
「アタイもカナリ指太い方だけど、ユルユルよ?」
「じゃあ、お前よりもデブだったんだ。」
このうえなく失礼な男だ。それでも父親か。
あの日アタイが見た限り、細いネェチャンしかいなかった。
親指にでもしてたんだろう。そう言ってたが、
マサルの親指でも余裕があるホドのサイズ。
もしホントにコレが100万の指輪だったら、
ワザと落としたかったワケでもなければ、
指にするなんて馬鹿なマネはしないだろう。
いや、彼女ならするかも。(←親子揃って失礼)
「んじゃあ、彼氏から貰った指輪をネックレスかなんかにしてたかもね。」
と、
少女マンガの世界を想定。
残念ながら、彼氏ではなくて店長のモノだったらしい。
ナゼ分かったかといえば。
ソコまでいってようやく、彼女が口走っていた内容を思い出したマサルのおかげ。
とりあえず、使用方法(?)については全員一致で納得。
多分、彼女たちがあの日見つけた落し物の一部は、
指輪に通していたチェーンか何かだろう、というコトで。
で、ナゼ我が家にコレがあったかというと。
あの翌日、ゴミ捨てに行ったキヌエが見つけたらしい。
現場近くに停まっていた車の下で、キラリと光って見つかったソレ。
「私に見つけて欲しかったのかしら。」
キヌエもキタか? 2人いっぺんはカンベンしてクレ。
どうやらホンモノクサイ。
そうと分かれば、アタイの食いつきも違う。
「100万って、もしかして本物のプラチナと金とダイヤ?」
「この重さだからなぁ。あの時は大袈裟に言ってるもんだと思ってたけど。」
「ねぇねぇっ!プラチナって、こっんな細いのでも何万もするよね?」
「それがこの重さだぞ。しかも金とダイヤまで...やっぱりなぁ。」
「ねぇねぇっ!じゃあ、この傷ってもしかして落とした時に付いたのかなっ?」
「おお、そうだろうな。」
宝飾品に興味ナイアタイは、
プラチナは柔らかくて傷が付きやすい程度の知識しか持ってナイ。
ソレどころか、頭の中にあるのは、
いくらで買い取ってくれるんだらう
売りさばくコトだけである。
「スゴイねっ、母チャン!宝クジ当てるより確率低いよっ!」
まるで自分のモノになったかのようにハシャいでいた。
しかし、この4ヶ月。
アタイに一言も言わず100万の指輪を隠し持っていたこの夫婦。
そろそろいいだろうと見せてくれた(ダケな)のだが、
交番に届けるとかいうコトは考えなかったワケじゃナイ。
ソコまで話すと長くなるので省略。
「まあ、あの日は父チャンもアタイも警察に電話したしね。」(←電話代?)
「すぐに来なかったおかげで、かなり近所迷惑だったしな。」(←迷惑料?)
その時テレビで流れていたのは、ヤミ金特集。
取り立ての男に暴行を受けている女が110番。
警察が到着したのは、男が暴れて帰った後だった。
もっとちゃんと仕事しろ?
税金も罰金も払わないぞ。
問題をすりかえて観音逃亡。
ていうか、その後あの指輪がどうなったのか知らないし。
でぁでぁ☆ヾ( ̄◇ ̄)ノ))
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| 2003年01月21日(火) |
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