NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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※ 初めての方はHPの注意書きをご覧クダサイ。
■ 気狂いピエロ。@堕落。 ■


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他の人といる時も

笑っていても

映画を見ても

心はいつも

あなたのことばかりだった


Natsuwo.G

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大仏は、まるで言い訳でもするかのように、

離れていた私に、ボードを借りたコだと説明しにきた。

スノボに行くメンバーが外に出て話している間、

やっぱり来なければ良かったと思った。

大仏と一緒に出会った仲間。

その輪の中にいるのは、私じゃなくて。

とても悲しいのに、

スノボに行かない他の友達と、

笑ってゲームをしてるしかなかった。




大仏たちが帰った後、

『大丈夫?』

言われた瞬間、我慢してた涙が溢れ出た。

ボードから帰った後、友達が話してくれた。

『アネゴに似てた。』

それが、余計に悲しかった。

どうせなら、私と正反対のコだったら良かったのに。

そんなコトを、笑いながら言ったと思う。




友達に電話したり、会って話をしたり、

1人の時間を、誰かと一緒に過ごしてた。

友達に甘えて話を聞いてもらってた。

何度聞いてもらったって、気が晴れるコトなんてなかった。

ゲーセンで、1人の友達が言った。

『俺、何も言えないや。』

自分のしてるコトに、初めて気づいた。

だけど、誰かに聞いてもらいたい気持ちもまだあった。

ゲーセンで解散した後、

残って話を聞いてくれたコがいた。




彼女がいるヒトで、

他の仲間に気づかれないように、

一旦解散したフリをして話をしてた。

彼が、ちょっとした冗談を言った時、

もう、こんな風に話を聞いてもらうのはやめようと思った。

自分の彼氏が、他の女のコの相談に乗ったり、

朝まで一緒にいたりしたらイヤだ。

どうして、気づかなかったんだろう。

私だって何度も同じコトをされて、

イヤな気分になったっていうのに。

自分のコトしか考えてなかった。




他人に話を聞いてもらったって、

答えなんて出るワケがない。

大仏の気持ちを知ってるのは、

大仏だけなんだから。

それからは、なるべく大仏の話は出さないようにした。

ただ1人、コウタのコトも知っている女友達以外には。

初めて大仏と別れた時以来、

女友達は、大仏のコトを良く思ってなかった。

それも全て知っていて尚、

私の気持ちを尊重してくれる友達だった。




だけど彼女も、もう止めた方がいいと言い始めた。

それは、こうして私が話しているセイなのは分かってた。

もう止めろと、みんなに言わせてたのは自分で、

私が誰にも話したりしていなければ、

女友達が大仏を『刺したい』と言う程、嫌うコトはなかった。

ある友達の言葉を思い出した。

『アネゴも友達だけど、大仏も友達だから。』

こういうヒトたちで良かったと、本当に思った。

私がしていたコトは、

大仏の居場所を無くしていただけ。




少しだけ、周りを見るコトができるようになった頃。

働いていた店で、色んなヒトと仲良くしてて、

他のテナントのヒトに誘われるコトも何度かあった。

軽い気持ちで約束してたけど、

話が具体的になると逃げてしまっていた。

ある日、隣のテナントの店長の話になって、

「カッコイイですよねぇ。」と言ったら、

世話好きなおばちゃんが、

毎日のように電話を掛けてくるようになった。




その店長さんに話をつけといたから、みたいな。

なんとか誤魔化して逃げてたけど、

どんな話し方をしたのか、

店長さんは毎日買い物に来るようになった。

コウタと顔を合わせるだけでも辛いのに、

店へ出るのが、だんだんと億劫になっていった。




連絡を取らなくなってた昔の友達が、

偶然買い物に来て何度か遊んだ。

最近どうしてた?と聞かれて、

私は、大仏のコトを話した。

予防線のつもりか、慰めてほしかったのか。

ヒロはコウタと似てた。

盲目的で、すごく優しいヒト。

「付き合おう。絶対に泣かせたりしない。寂しかったらすぐ飛んでくる。」




ヒロの言葉、今でも忘れない。

嬉しかった。

でも、ヒロと会って分かった。

私は、コウタのコトを信用してなかった。

同じように、ヒロのコトも信用できない。

女にモテるヒトは、絶対に裏切ると、

心のドコかで思ってた。

優しいのは、付き合うまでだと。

いつのまにか、

誰も信じるコトができなくなってた。




何もかもが面倒になった。

また誰かに裏切られるくらいなら、

大仏の傍にいた方がいい。

傷つけられるなら、大仏がいい。

他のヒトを見ようとすればするほど、

私が好きなのは大仏だって思い知らされる。

大仏が休みの日、

電話を掛けても繋がらなかった。




彼女と一緒にいるような気がして、

私は、彼女に電話を掛けた。

なんで知ってたんだろう。

大仏と出掛けた時に預かった財布の中に、

名前と番号を書いた紙が入ってたような気がする。

恐いよね。

抜き取ってた。

もう私、

やっていいコトと悪いコトの区別もつかなくなってた。



2002年11月25日(月)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。