武ニュースDiary


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2011年07月07日(木) 北京での単独インタビュー(新浪)�◆�外灘画報記事

昨日のインタビューの続きです。


金城武を救った方言

――すると、この役をやることになったとき、自分でどう思ったんですか?

金城武 最初はとてもぼんやりしていました。どう演じていいかわからなかった。
でも、方言で演じてみてから……

――障害がなくなったと?

武 この役を演じ始めたばかりの数日は、まだ心がもやもやしていて、
監督にずっと言っていました、「よくないと思います」。
監督もずっと言っていましたよ、「いいよ、それでいいよ!」
それで、相談して、撮ってしまった分はそのままにしておこう、
後でチャンスがあったら撮り直せばいいということにしました。
いつもそんなふうに監督と話をします。

その後、監督が方言を試していいと言ってくれたんです。
知らない人でも、喋り方を聞いたら覚えられる、
それはとても面白いと思って、監督にそれを言いました。
で、方言でしゃべってみたんです。もちろんそのときはあまりきちんと言えなかってですけど。
それを撮って、モニターで見て、監督にどう思いますかと聞いたら、
監督が、とにかく試してみようと言ったんです。
でも、方言にしてから、すごく順調になり、どの方向へ向かうべきかわかったと思いました。

――方言がインスピレーションとなって、あなたを助けてくれたと思いますか?

武 ぼくはそう思います。
方言のおかげで、ぼくにあまり他のことを気にしないようになったんです。
方言で台詞を話すようになる前は、多分一言ごとにこんなふうに考えてしまっていた。
正しく言えたかな? とか、他の人はちゃんと聞きとれたかな? とか、
こういうことなんだとわかったかな? とか。
この役を始めた時、そういうことが心配だったんですよ。

その後、方言を使うようになって、怖くなくなりました。
というのは、第一に、ぼくも自分が何を言っているのかわからないから、
それが正しいかどうか気にならないんです
……もちろん、間違ってるんですよ。自分でもわからないんですから。
二番目に、ぼくがかけていたメガネは度が入っているんです。
レンズも厚くて、他の人の表情がはっきり見えないし、相手の反応もわからない
――それで思いました、ああ、このやりかたはすごく面白いぞって。

自信がないから安心感がない

――お聞きしてると、とても面白いですね。
だって、他の人の目には、あなたは経験豊かで、大勢の人から認められた俳優でしょう。
それなのに、実際には、演じる時、隠れてしまいたがる。
よく見えない、よく聞こえない、自分が何を話しているかもわからない環境の中に隠れて、
ようやく安全だと思えるんですか?


武 いいえ、実は、あの方言もちょうどよかったんです。
後になって、カメラがぼくをクローズアップすると、
メガネに度があるかないかがわかってしまうということになって、
本物の度の強い近眼鏡を用意して、ぼくにくれたんです。
そのメガネをかけてものを見ると、ぼんやりしてしまう。
相手の表情をはっきり見ようと努力すると、すごく変でぼんやりしてしまうんですよ。

――思い切ってお聞きしますが、安心感が本当にないんですか?

武 ぼくは自信がない、だから当然そういう感覚はないです。

――自信がないんですか?

武 もちろんです。

――あなたに、あまりよくないところがあるなんて思っているんですか?

武 ありがとう(笑)。今はただ、俳優の身分で作品に参加しているというだけで、
でも実は演劇の勉強をしていないから、もちろん自信はありません……

――演劇学校を出ていない俳優はいっぱいいますよ、
香港の俳優はたいていそうじゃないでしょう。


武 そうとも言えない、たくさんの俳優や先輩はみんな訓練を受けてきていました。
ぼくは自信がないと感じるんです。映画は実はとても楽しいもので、
自分のアイディアをその空間に出していくのはとても面白いです。
あなたはどうして自信がないのかと聞きましたけど……
もちろん、自分の考えを映画の中に入れるときは、ものすごく楽しくて、
自信があるかないかなんてことは忘れてしまって、とても面白く思います。

ピーター・チャンがもう大作をやりませんように

――もう1つ、大勢の人が関心を持っていることがありますよ。
出演映画がずっと少ないでしょう、でも、きっと大勢の監督から、一緒に仕事をしたいと、
たくさん脚本をもらっているに違いないと思うんです。
出るか出ないかは、どういう原則で選んでいるんですか?


武 ぼくも意図があってじゃないんですよ。
他の人からも、どうしてこんなに少ししか出演しないのかと何度も聞かれます。
長いこと、ほとんど1年に1作で、もう少し多いことも、1年に2本ということもあるけれど、
でも本当は同じ時期に撮っていたりする。上と下とか(「赤壁」)。

積極的じゃないと言われるんですよ。そうかもしれないと思います。
もちろん、人がチャンスをくれるのはとても貴重なことです。
もちろん、参加したときは、その作品にたくさんのことをプラスしたいとも思います。
内容がもしやれることなら、多くのことを出してあげることができる。
多分偶然ですよね、たまたまその脚本を、ぼくはできないと思えば、引き受けない。

――では、あなたは、演技をしたい、というタイプではないと思うのですか?

武 やっぱりいろいろなことをやってみたいと思います。
ぼくは、ピーター・チャン監督に、大作をやらないでくれるか話してみたいな。
ここ数年の彼の作品はどうしてどんどん大作になるんだろう?
(ずっと横でインタビューに耳を傾けていたピーター・チャンが、これを聞いて、
そろそろとインタビュー・ルームを出ていった)

――ほら、あなたが言ったから、監督が出て行ってしまいましたよ。(完)
(新浪娯楽 2011.7.4)



    


眼鏡の件はちょっとびっくりでした。大変だったろうなあ。
↑の写真を見ると、確かにそうですね。



●外灘画報記事

4日に表紙写真を載せた「外灘画報」第445期の記事がネットにアップされていました。
気前がいい♪

外灘画報

それからこれはなかなかユニークらしい徐百九についての記事で、
映画を見たら、ゆっくり読んでみたいと思うのですが、
スチールがなかなかよろしいです。→ こちら(網易娯楽)


   BBS   ネタバレDiary   22:45


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