武ニュースDiary


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2008年07月22日(火) 主播會客室のインタビュー��

続きです。


陸浩明(インタビュアー) 心を本当に動かされた人はいますか?

ケリー・チャン 金城武ね。

陸 そうなんですか?

ケリー ええ。

陸 どうして?

ケリー 本当にハンサムなの。


――私たちの番組で、以前ケリー・チャンのインタビューをしたことがあるんです。
彼女は大勢のクールな男性たちと共演してきました。
もちろん、あなたとも。
それで、彼女が映画デビュー以降、、たった1人だけ、心を動かされ頭が真っ白になった人は、
それはあなただと(笑)。


武 どうして?(笑)

――あなたに聞いたらわかるかと。私も知りたいの(笑)。

武 彼女に聞かなくちゃだめだよ、ぼくじゃなくて(笑)。

――何をしたら彼女がぼうっとしてしまったのか知りたい。

武 ぼくらは何本も一緒に映画を撮ったでしょう。
それで、どれも……どう言ったらいいのかな、初めは互いによく知らなかったんだけど……
そのあと、2本目、3本目と共演するにつれ、
どんどん彼女がどんな人かわかるようになった。
で、彼女もたぶん少しずつ、ぼくがどんな人間かわかって、
しゃべったり笑ったりするようになったんですよ。
いい感情を持つようになって。
ある映画のときはフランスに行かなくちゃならなくて、撮影班も全部行ったり来たり。
ベトナムにも行った。で、たぶん親友という感じだと思う。

――彼女がそんなふうにボッと来るのははすごく珍しいことよね。
知ってるでしょ、彼女は絶縁体で、全然浮いた噂がないこと。


武 ほんとに知らないよ(笑)。

――無意識に彼女を引き付けてたってわけ?(笑)

武 そう? そんなことないよ。たくさん共演したから。

――あなたは大勢の女優と共演していますけど、
なかでは誰とよく心が通じてたと思います?


武 どの人ともそうでしたよ。映画の内容が違うから。
ケリーとぼくもラブシーンがだんだん多くなった。
確か、最初はなくて、お互い知らない同士という感じだった。
その後の映画では恋があって、彼女は可笑しな面もあり、
実際、とても天真爛漫で可愛いんです。そういう彼女の一面が見られましたよ。

――恋愛映画に何度も出て、大勢の女優と共演してるのに、噂がすごく少ない。
女優と共演してカメラの前では愛を語り、終わったら完全に離れられる? 
どういうふうにやっているの?


武 ぼくは……何て言ったらいいんだろう。
映画のストーリーの中の男女の愛は、ぼくが見る立場だったら、
彼らと同じようには考えないかもしれない。
でも、いったん恋愛の芝居を始めたら、実はそれは仕事に過ぎないから、
百パーセント主人公と同じ気持かと言えば、たぶんそうではない。
でも、撮影のときにはそうなんです。それは一種の訓練ですね。
だから、仕事の時はできるだけ努力する、うん、
この主人公はこんなふうに彼女を抱くはずだとか、こんなふうに向き合うはずだとか、
接するはずだとか、そういうふうにやります。
けれども、カメラが止まれば、それはなくなる。
それは物語だからで、ぼく自身は違うんです。

――自分自身の恋愛経験は多いの? どうやってなりきるのかしら?

武 ぼくは、映画の中のヒロインに対して、映画の中ほど簡単には好きにならないですね。
そんな簡単に惚れない、共演してるときは。

――なぜ?

武 それは仕事だから。

――でも、その後も連絡を取り合ったりします?

武 ある、ある、やっぱりありますよ。でも、ときどき、
「やっ、いけない、いけない、これ以上続けたら、好きになっちゃうかもしれない」(笑)
ということもある。
自分でわかるから、やっぱりありますよね。

――そういうような経験、あったの?(武うなずく) それは誰?

武 君には言わない。(2人大笑い) 
だけど、自分でストップをかけるのは難しいことだと思う。

――コントロールできるの? すごいわ。


トニー・レオン オフでも親友です。ですから、共演はすごく気持ちがよく通じ合いました。

ジョウ・シュン 彼がとても映画を愛しているのがわかりました。

ジャン・レノ 前途あり、才能もある俳優と競演できて実にうれしく思います。



――やってみたい役はあります?

武 「如果・愛(ウィンター・ソング)」が終わってから、恋愛映画が1本もないんです。
兄弟の情ばっかり(笑)。男同士の情を描くものばかりなんですよ。

――もし、選ぶなら、男同士の情の物語より、恋愛映画のほうが好き?

武 「如果・愛」のとき、ピーター・チャンに言ったんです、もう恋愛映画はいい、って。

――なぜなの?

武 わからない。そのときは急にこう……わからないけど、
ぼくはまだ何かをやれるのかと考えてた。
今は恋愛映画がやりたい、兄弟の情義はもういい(笑)。

――監督になりたいと思ったことはありますか?
大監督と大勢一緒に仕事をしてきたでしょう、
だからひそかに学ぶものはあったんじゃないんですか。


武 前はやりたいと思ってました。後になって、監督のやることを見たら、
大作の撮影を見たら、思いましたよ、「アイヤー、監督はやめだ、すごく疲れる」(笑)

――俳優のほうがまだいい。

武 とてもしんどい。現場で、監督がすごく大変なのに落ち着いてあそこで座って、
自分のやりたいことを追求しているのを感じました。すごく敬服します。

――資料を見てみたら、デビューのころは創作的な仕事もしていたんですよね、
曲を作ったり、詞を書いたり。
映画のほうでもこんなの、撮ってみたいというのありますか?考えたことはない?


武 考えましたよ。全部、断片ですけど。全部、断片だけ。
でも、ぼくはコメディを撮ってみたいです。

――コメディは難しいわよ。

武 難しい。コメディが一番難しいと思ってるんですよ。

――他人を笑わせるのは、泣かせるよりもっと難しいわよね。

武 そう、だから試してみたい。コメディを。
メッセージのあるのもやってみたい。でも、メッセージ物は難しい。
人によって考えが違うから。

――たくさん恋愛映画に出たでしょう、どの映画が一番心に残ってます?
あるいは、どれが一番あなたの恋愛観に近い?
私は「心動(君のいた永遠)」が大好きなの。


武 ああー、「心動」、「心動」ね。ぼくも大好きですよ。

――名作よね。

武 「心動」は、シルビア・チャンの脚本がいいし、監督としての力もすごくある。
雰囲気全体がいいですよね。

――あれはすごく悲しい物語ね。

武 多分、悲劇だから、普通のハッピーエンディングじゃないから、
だから特別なものに感じるのかも知れないですね。

――みんなも、心残りがあるからこそ美しいのだと思ってるわね。

武 大切なものを学ぶという感じ。

――相当心に残ります。

武 そうですね。


「日本×台湾+中国香港=金城武」


――みんな、あなたのことを、日本人で、台湾人みたいでもあり、
香港によくいるから中国人のようでもあると思ってるけど、
あなたは自分はどこの人だと思ってますか?
私も、どこにいても受け入れられてない感じがするの。


武 今は、どこの人だとか考えない。
聞かれたら、台湾育ちだと言うでしょう。それは事実だから。

――そうね。

武 (ふっと笑う)台湾育ちで、でも仕事は香港とか日本とか、全部よその国で、うん。

――情を感じるのはどの地方? 台湾?

武 台湾なのはどうしようもないですよね、そこで育ったんだから。
母も台湾人だし。ぼくが最初に話せるようになった言葉は台湾語なんです。

――台湾語なの?(笑) 

武 はい。台湾語が一番うまく話せると思いますよ(笑)。

――そうなの?(笑) でも、あなたが台湾語話しているのは合わないわね(2人笑う)。

武 近所隣や遊び相手が全部台湾人で台湾語を話してましたからね。
それから……父親が日本人だったので……学校に行って日本語を学んで。
学校では日本語だったので。
家に帰るとやっぱり台湾語を話して、北京語を話す場所がない。
その後仕事を初めて北京語を話して、その間に英語もちょっと勉強して、
香港に行ったら今度は広東語。

――あなたの語学の才能はすごい。

武 そんなことないですよ。広東語はやらなくちゃ……
こうした言葉は、みんな、使わなくちゃいけなかったんです。
(広東語で)話さなかったら、出ていけない。
だから、しばらく話して何とかできるようになった。
それからまた日本で撮影があって、日本で撮影してた頃は、
実は日本語をしばらく使ってなかったので、
本当はちょっと練習しなくちゃいけなかったんです。
日本で仕事を始めた時は、初めはぼくの日本語は多分十分じゃなかったと思う。
で、どこに行ってもよくわかってないよなあと思いました(笑)。

――そうね、私も、どの土地も少し知ってる、けど、どの土地にも完全な帰属感がないと感じます。
だから、もし、ずっとずっと後になって引退することがあったら、
でなければゆっくりするときが来たら、その場所はどこにします?


武 台湾でしょうね。あるいは……

――でなければ、知らない人ばかりのところとか。完全にリラックスできるでしょう。
引退したら、楽しい小さな家庭を持てるわよ。


武 友達や家族も必要なんですよ。でないと寂しいよ。

――だから、やっぱり台湾を選ぶと。

武 前に1人で知らない人ばかりのことろに行ったことがあるんですよ、本当に快適だった。
でも、1、2日したら、誰も話す相手がいないのに気がついた(笑)。

――それは退屈だわ(笑)。

武 で、ちょっとつまらないと思った。

――それで、やっぱり台湾なのね。

武 そうですね。そうでなければ台湾の近く。
親しい友達のいるところの近くに。比較的楽に訪ねられるように。

――でも、あまり外出しないで家にいるんでしょ。

武 そうとは限らないよ。今はマスコミの状況がこんなだけど、どう変わるか、
あるいは個人や社会の考え方がどう変わるかわからないから。


 「天王級身分 平民式生活」


――いろんなブランドのイメージキャラクターをしていますね。
きれいな服を着て、いい品を使って。
実際のあなたはそういう面の要求は高いですか?


武 高いものもあれば、低いものもあります。いろいろ。

――普段外に出るときはパリッとした装いで行きますか、それとも……

武 いいえ。

――適当な服装で?

武 そう、適当な。

――それで、みんなが外であなたを見かけたら、錯覚か幻覚と思うかも。
だって、あなたは本当に神秘的で、ベールを隔てているみたいだから。


武 それは仕事だと思ってる。宣伝や、プレミアやイベントに出席したり。
多分、その仕事を大事にするから、もちろんちょっときちんとする。
そうでないといけないと思います。

――次の日本の仕事は何かあるんですか?

武 まだ決まってないんです。今はまだ交渉中で。
ここ数カ月はプロモーションが忙しいはずですよ。
「赤壁」の宣伝であちこち行かなくちゃいけないし、日本でもあるでしょう。
日本映画も次に宣伝が控えてるし。

――松たか子との映画の撮影は終わったのですか?

武 そうそう、これから宣伝です。

――それで次もあちこちへ宣伝に。

武 はい、宣伝が割に中心ですね。

――今日はお疲れさまでした。

武 とんでもない……

――健康に気を付けてください。

武 ありがとうございます。

――ありがとうございました。(両手握手) お疲れさま。  (完)


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