武ニュースDiary

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| 2007年12月24日(月) |
配役が決まるまで(投名状)●監督の対談での談話 |
「投名状」の配役がどう決まったかに関する、ちょっと詳しい記述が、 南方都市報の、膨大な「投名状」特集ともいうべき記事の中にあります。 アンディ・ラウに関しては経緯は特に書いてないので、 ジェット・リーと金城武の部分だけ抜書きです。
(ジェット・リーについて) ピーター・チャンはこう言った。 「ジェット・リーに会う前は、彼のことをよく知らなかった。 アクション映画ファンではなかったからね。 彼にあって、わかったんだ、彼はもうとっくに準備が出来て痛んだと」
ピーター・チャンは、プロデューサーのモーガンと、 �猗爐鳰籠鷂很鬚妨�説き落とす�瓩海箸鯡鸞�していた。 というのは、この役が、割合�猊霓有疆�で�狠薺銑瓩凌楊鬚世辰燭�らだ。 ところが、実際にジェット・リーを話し始めると、 ピーター・チャンはストーリーを語りながら、彼の反応を観察した。 そして「すごく考えを持っている。趙二虎役に説得できそうもない。 もし、二虎をやらせたら、うそ臭くなってしまう」 結局ピーター・チャンは、ジェット・リーを龐青雲役にと言ってしまった。 話が終わった後、ピーター・チャンは足を蹴って立ち上がった。 「どうしよう? 彼がぼくに龐青雲役を渡させてしまったよ!」
ジェット・リーという、この価格帯の俳優は、映画出演に大変慎重である。 共演は誰か? 出資者はどうか? 役は自分のイメージにいいか悪いか? 普通は監督とじっくり話し合わねばならない。 だが、たった15分で、ジェット・リーはピーター・チャンに回答した。 「やります!」 ピーター・チャンは言う。 「これで、この映画はできたも同じだった」
しかし、1ヵ月後、契約がまだ最終段階に来ていないとき、事情が変わった。 別の�犢畊舛痢�演技が特にうまく、最高の俳優と言ってもいいほどの俳優 (記者注:トニー・レオンではないだろうか? 確証はまだないが)�瓩�、 突然、龐青雲役に興味を示してきたのだ。 ピーター・チャンはジェット・リーに意見を求め、 趙二虎役を演じることも考えられるかと尋ねた。 その言葉が終わらないうちに、ジェット・リーは大変ていねいに、 はっきりと、自分は龐青雲がやりたいと言った。
その後、彼は自分のアメリカの弁護士から、ピーター・チャンに電話をかけさせ、 さらにプロデューサーにも電話させた。 「ジェット・リーは龐青雲役がとてもやってみたいのです。変えないでください」 ピーター・チャンは気がついた。 ジェット・リーは、このようなアクションのない役を待っていたのだと。 それもずっと前から。
金城武のところは、いきさつ以外の部分も併せて。 こちらは、一応、一部色で伏せます。
(金城武について) 映画の中でずっとモノローグが入る。 話しているのは一番後まで生きていた者だ。 だから、物語全体の語り手でもある。 姜午陽は幼い頃に孤児となった末弟で、 13歳のとき、二虎について強盗となり、二虎を実の兄のように思っている。
彼は「投名状」を交わして兄弟の契りを結び、 この契りを命を賭けて守ることを提案した。 彼は、龐青雲と次兄の妻が私情を通じているのに気がついただけで、 長兄が次兄を殺そうとしているのを敏感に察知してしまう。 兄弟の情を守るために、次兄の妻を断固として刺殺するが、 次兄の命を救うことはできない。 最後には、龐青雲の就任の日、彼を刺殺する。
「投名状」を提案したのは姜午陽である。 最後に「投名状」を完成させたのも彼だ。 金城武によれば、「姜午陽にとっては、兄弟の命だけが命で、 他人の命は命ではない」。
ピーター・チャンは実は金城武とは前からの友人だ。 一昨年の、あの「如果・愛」で信頼関係ができていた。 だが、ジェット・リーを動かすには15分しかかからなかったのに、 金城武を動かすのには、2ヶ月かかった。 なぜなら、「投名状」は、金城武が出演を引き受けない 3大タブーに引っかかっていたからである。
その1は、他の男性主役と競い合うタイプの芝居 その2、時代劇 その3 撮影があまりに大変な映画
特に、1番目だ。 金城武を深く知るピーター・チャンは、ひそかにこれを解読する。
「まず、金城武は世俗的成功には無関心な人です。 だけど実際は、この世で本当に競い合いが無しなんてことはない、 ただ表面上そうしているだけです。 俳優であって、争わずにいられるわけがない。 だから、主演男優が増え、人がみな競り合うときには、彼はきまって損をします」
姜午陽役を引き受けるかどうか、金城武は2ヶ月間苦慮して、 それでも回答がなかった。 ピーター・チャンは、きっと出ないのだろうと思い、他の人間を探す準備を始めた。 ところが、深夜に金城武から電話が入った。 「やっぱりやります。あなたを信じますよ!」
金城武が言うには、最終的に自分にこの役をやることを納得させた理由はこうだ。 「ピーター・チャンを信頼しています。 彼にぼくが自信を持てない一面をみてもらうことにします」
姜午陽は3つの役の中で一番猛々しい。 人の首を斬って投名状として納めるのは彼が言い出したことだ。 戦場の決死の先鋒隊に、真っ先に名乗りをあげたのは彼だ。 最後に次兄の妻を手ずからあやめてしまうのも、彼の仕業である。 そして最も人を驚かすのは、ピーター・チャンが金城武を使って、 敵軍の軍人の首を斬りおとすシーンである。
金城武は、初めアクション監督が彼に振付けたのは、 「大刀を振り上げ、敵軍の頭を突く」という動作だったのを覚えている。 だが、ピーター・チャンは言った。 「残酷さが足りない。もう少し」 そこで、敵将の首を一刀でそぎ落とすように変更された。 ピーター・チャンはそれでも言った。 「残酷さが足りない。そぎ落とすとはどういう意味だ? もう少し」
結局、このシーンは、金城武に大刀で敵の頭をじかに斬り落とし、 最後に首を捧げ持ち、天に向かって雄たけびをあげさせるよう書き換えられた。 金城武はこのように変えられたと聞いて、 「すごく気持ちが高ぶりました。 そして姜午陽の感情がつかめたことで、 ぼくはやれる、そのような感情をほとばしらせることができたんです」 (以上、南方都市報 2007.12.12より)
●監督の対談での談話 12:50
内容的に一部関連のある台湾の記事。
中国語歴史映画「投名状」の監督ピーター・チャンは、今日、 アン・リーの「グリーン・デスティニー」とチャン・イーモウの「HERO」の 2本の武侠映画の成功が、「投名状」を撮る励ましの1つとなったと認めた。 この種の題材の映画は、出資者を募りやすいからである。 また、「投名状」を撮りたいという動機は、 1973年に張徹監督の「刺馬」を見たことにさかのぼり、長いこと温めていたものだという。
ピーター・チャンは、今日、作家の張大春と「投名状」について対談した。 この映画は、もともとは清の時代の「刺馬」事件を元にしている。 張大春は、この映画を試写会で見たときに、これは「刺馬」ではないと語っていた。 ピーター・チャンは今日、自分とスタッフは、撮影中に歴史にリアルに迫ろうという 気持ちになっていることを自覚し、途中でタイトルと役名の変更を決定、 1つの架空の物語にすることにしたのだと話した。
ピーター・チャンはまた、「投名状」の脚本はかなり改変されたと語った。 特に普通の映画の撮影方法とは異なり、順撮りにしたため、脚本の随時変更が可能で、 その結果、最後には「刺馬」の設定だけが残り、他は全て書き改められた、 「投名状」は、実は全スタッフ、出演者が共同で創り上げた作品だと言った。
「投名状」には迫力に満ちた戦闘シーンが少なくない。 しかし感情表現に優れたピーター・チャンは、 大掛かりなシーンのための映画とは考えていない。 大がかりなシーンは多くの人の協力が無ければ完成しないから、 この映画はやはり、人間性を描く映画と思っているというのである。
「投名状」は中国語映画界の3大男性スターを起用したが、 中で金城武は一度出演を断っている。 ピーター・チャンは、金城武は時代劇を拒否し、ずっと不安感があり、 だが彼の説得で演技をやりとげたし、演技は以前よりも明らかに成長したと言う。
ピーター・チャンは、金城武とは「如果・愛」で仕事をしている。 チャンは、自分が金城武を変えたのではない、彼自身の力で進歩した、 また、以前よりも自分を開くようになり、より真剣になったが、 彼の頑固さが、彼自身の助けになっていると同時に、邪魔にもなっていると語った。 (中央社 2007.12.22)
BBS ネタバレDiary 2:40
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