武ニュースDiary


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2007年01月13日(土) 「MING」12月号より(上)

大陸の大判の雑誌「明日風尚 MING」12月号には、
武、トニーの表紙と取材記事が掲載されていました。
武の部分のみです。2回(多分)に分けて。





Cover Story 天下無双

多くのことが1つの線で繋がっている。
2006年の「傷城」が、1995年の「恋する惑星」を思い起こさせずにはいないように。
ネットで�犧任眇瓦鰺陲甲棒��瓩療衂爾�あれば、
ベストテントニー・レオンと金城武の2人が必ず入るように。

2人の心騒がす男優は、年齢から言ってもキャリアから言っても、
別の世代に属しているようだ。
ただ、同じように沈んだ深い目を持ち、同じように端正で、あかぬけて、
変わらぬ人気を持っていることが、2人をペアにする。

映画会社から、表紙の取材の承諾をとりつけるとき、
先方は、2人の希望だからと、やるなら2人一緒にしてくれと言ってきた。

1人は33歳、1人は44歳、�狒仍勠瓩箸いΔ里鰐詰�がある。
だが、2人別々に取材するようにさえ気をつければ、
両者とも必ず相手への高い評価を語る。
それに、映画の撮影が始まった頃、彼らは記者会見で肩を並べて絶えず談笑し、
映画のタイトルと全く隔たった、悲哀のかけらもない様子を見せていた。
芸能界の友人がどちらも同じように多くないトニー・レオンと金城武は、
�狒亅瓩了�に非常に近い。

2人の大勢のファンにとって、「傷城」は、2人の男の闘いこそメインであり、
彼らがいくつかの共通点以外でどのように違うか、
共通点と異なる点の中で、2人がどのように再び女性の心を乱してくれるのかを
見るものであるに違いない。
こう言っても、シュー・ジンレイとスー・チーの2人のヒロインは、どうか抗議しないでほしい。

金城武
子どものような殺し屋


3年前、「タイム」誌に�狹賤里離献腑法�・デップ�瓩半淹燭気譟�
3年後、「ニューズウィーク」誌に次世代の国際スターと予言される。

33歳になったばかりの男が、世界中から争って褒められ続ける。

ジョニー・トーは「タイム」の取材にこたえ、
「ターンレフト、ターンライト」の主演男優を�狷罎里△詛侏キ瓩鳩鼠討靴燭海箸�ある。
監督のこの評は、演技の才能という面からのものだったのかもしれないが、
観客とファンから見ると、金城武の謎は、その人としての存在感により強烈に表れている。

現在、彼が出席する活動は多くないし、
彼のホームページはずっと前、突然クローズしてしまい、
熱心に彼を追っていたファンはあわてふためいた。
巨星は遙か彼方に去り、星を見たければ、望遠鏡を使って見上げるしかないのだ。
話を聞きたければ、まずマネジャーを通じて取材の要点のチェックを受けたあと、
結局は慌しいコミュニケーションとなり、その声は微かなものになる。

流暢だがどこかおかしい広東語をあやつって香港に進出してきたころの、
10代の少年が懐かしい。
あのころの彼は、記者に何でも話した。
あるときなど、「アラブに行って、大勢の奥さんを連れて帰りたい」と
あけっぴろげに言ったこともあるし、
また、インタビューのとき、小さなミツバチを救い出す芸(?)を見せたこともある。

幸いにも、今回会う機会を得ることができ、
幸いにも当時の、無口で、二言三言話してくれただけで聞き手は大喜びだった金城武は、
少しも変わっていなかった。

いい俳優ではありません

もっと幸いなことには、この微弱な周波数でも、金城武の言葉のかけらから、
赤子の心をキャッチできたことだ。
8年前、日本の「キネマ旬報」が、「背が高く、胸の肉厚が太く、
大きくて切れ長な目が一目見るだけで、人はやられてしまう」
と形容した中日ハーフの美男子の、
頭と口の子どもっぽい可愛らしさの威力もまた軽視できない。

「夏に冬の芝居をするって、どんな感じ?」
「傷城」撮影中に、金城武は映画会社のメイキング特集のスタッフにインタビューを受け、
そう聞かれると、毎日アルマーニの、かっこいいが季節に合わない
革ジャケットを着て演技をしていた彼は、このときとばかり、
「暑いってことです! 
どういったらいいのかな、自分の体が正常に働くか心配になってしまう。
実際、ぼくだけでなく、みんな全身汗びっしょりで、
たいてい1回ではOKにならないから、後でこう考える
――夏に冬の話を撮るのと、冬に夏の話を撮るのと、どっちがましだろうって」
と言って、ストレスを発散させたのだった。

初期に、香港セントラルのソーホーでロケが行われ、
彼は革服を着て冷房のない場所であちこち走り回ったものだが、
辛さにもかかわらず、笑みを絶やさなかった。
「……(撮影中は)太らないですか?」
という質問に、金城武は即、こう答えた。
「そうなんですよ! 
チョコレートをかじったから、すぐやせるはずですよ……
(チョコレートをかじると痩せられるのだろうか?)
幸い、ぼくは太りにくいたちでもあるし」

少年はやっぱり少年だ。
言いたいことは口に出す。
言ってることがわかるだろうか?
聞けば聞くほどわけがわからなくならないだろうか?
ひょっとしたら、初めっからそういうことは頭にないのかもしれない。
これは独りよがりではないし、ものぐさなのでもない。
本気で自分をわかってもらおうと努力しているのである。
集中して辛抱強く耳を傾けさえすれば、必ずや
�犇眈詆陲�何をたくらんでいるのか�瓩修里錣韻�わかるはずである。

その内面の熱さ、飢え、喜び、辛さ、すべてそのままはっきりと話すのが好きなのだ。
こんなことを覚えている。
彼が洗顔用品のCMキャラクターになったとき、
なんと当人に洗顔が嫌いという悪しき習慣のあることを、自ら暴露してしまったのだ。
「後になって、非衛生だからと言われ、毎日洗うようになったんです」
ああ! こんなことを話したらイメージに影響して、お客をなくすと思うだろう。
ところが、ファンがますます増える結果になった。
またあるとき、あるところに到着し、大勢のファンがいるのを眼にした。
彼は珍しそうに、今まさにサインをもらおうとしていた女性に尋ねた。
「仕事に行かなくていいの?」

まさか忠実なファンをからかう者はあるまい。
彼が自分の仕事のことを、それもこんなにもズバリと語るのを聞きさえすれば、
この男が、自己を赤裸々に表現し続けるのを選び取ったことがわかる。
「『傷城』の探偵の役をどう解釈して演じましたか?」というようなありきたりの質問に、
金城武は誠実に答える。
「本当のところ、ぼくはまだいい俳優じゃないんです」
こんな、質問した人間を驚かせるような答えが、一度ならず彼の口から発される。
去年の「如果・愛」のプロモーションの折、
�猴�名な俳優となったのには、幸運と努力とどちらが大きいか�瓩箸いο辰砲覆辰燭箸�、
彼はこう言った。
「自分は幸運だとずっと思っています。努力してません……」

名を成して言行が謙虚な有名人は少なくないが、
自分の成果を、毎度毎度自ら完膚なきまでに容赦なくひっくり返していく、
こんなこだわりのない大スターは、彼1人と言っていい。
今回、「傷城」の物語について一緒に話をしていると、彼はよくこう言うのだった。
「これについて質問されると、いつも監督に聞いたほうがいいのになと思うんですよ」
それなら、演技については?
彼は�爐垢戮撞嗚椶匹�り�瓠△泙伸犂篤弔旅佑┐猟未蠅豊瓩箸靴辰�り強調する。
以前出演した「LOVERS」は、彼をハリウッド映画宇宙の輝く新星にした。
ところが、彼本人は淡々とこう語るだけだ。
「どのシーンも、監督がまずお手本を見せて、
ぼくは、できるだけその台詞の感じや表情を真似しました」

彼にかかると、出会った監督は全員素晴らしいことになる。
チャン・イーモウは彼の先生であるが、
人の話をよく聞く賢い生徒は、他の人間のことはまた別なようにとらえ、
その人物の優れたところを自信をもって1つ1つ挙げていく。
実にきびきびして痛快だ。 (続く)
(文・張心正/明日風尚 2006年12月号)



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