武ニュースDiary

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| 2003年11月24日(月) |
映画エッセイ�◆紛眈詆陲箸いκ源�について・3) |
「十面埋伏」の撮影が北京に移ってからというもの、 監督のチャン・イーモウは、撮影に忙殺されながら、 他方ではマスコミから秘密を守る自衛戦に忙しいといいます。
しかし、隠せば隠すほど関心を引くものです。 北京の撮影所の付近には、中国国内のマスコミが待機するばかりでなく、 香港台湾からの記者も「埋伏」中で、スクープ合戦が繰り広げられている模様。
撮影は現在、非常に順調だそうで、ウクライナでのような「流血」騒ぎもないとのこと。 アンディと武は南の地方での生活が長いので、 目下、彼らにとって最大の困難は北京の冬の寒さだということです。 以上、24日の青年時報から。 マスコミ勢の奮闘の成果を待ちますか。
以下、昨日の続きです。
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2本を借りて帰り、パソコンで1人ゆっくりと見ながら、タバコを吸い、コーヒーを飲んだ。 武という名の警官を見終わると、次は武という名の口の聞けない男を見た。 「天使の涙」の武の方が少し好きだなと思った。 この武は孤独だが、彼のやり方で自分を�犖鋲箸犬磴覆��瓩垢襦� にこやかに人を引きずりこんで洗髪する。 にこやかに豚をマッサージする。 にこやかに、一家をつかまえてアイスクリームを食べさせる。 にこやかに独身の女に黄瓜を�爛廛譽璽鵐鉢瓩靴茲Δ箸垢襦帖帖� チャーリー・ヤンという怪物と出会った後は、 何もかまわず、彼女と一緒に世界を飛び回る。 彼はいつでも、自分の孤独を解消する方法を知っている。
同じように孤独だが、「恋する惑星」の武が選んだのは、 1人でジョギングし、パイナップルの缶詰を山ほど買って食べ、 彼女からの電話を待ち、食べつくしてしまうと、 バーに行って女が引っかかるのを待つことだった。
この2人の武を見終えて、僕はパソコンの前でぼうっとしていた。 突然、ある考えが浮かんだ。 00はとうに見抜いていたんだ、 僕が「恋する惑星」の武のように、 積極的に何かを勝ち取ることができず、その場から動くことなく独り言をいうだけで、 ばかばかしいことをして、孤独を隠すけれど、 それでもいつも待ち続けている人間だってことを。 そして00こそ、「天使の涙」の武のようなヤツであり、 彼も孤独で、だが、いつだって解決する方法を知っていたのだ。 彼は思いついたらすぐ実行に移すたちで、あれこれ考えたりしなかった。 これが僕たちの最大の違いだった。
その夜、僕は改めてこの2本を見直し、たった今00に電話して、 僕は本当は「天使の涙」の方が好きなんだ、と告げたいと思った。 「天使」の武はこだわりなく、自分でさっさと解決を見出していく。 僕にはできない。武という名の警官もできない。 小市民はいつだって、何かを捨てることが出来ないのだ。 本物のパンクが、自分がいいと思えば何もかまわないようには出来ない。 僕はパンク音楽は嫌いだ。だが、「天使の涙」のパンクな武は好きだ。 残念なことに、00の今の電話番号がわからない。
武はこの2本の映画で、ウォン・カーウァイの薫陶を受け成功した。 ウォン監督の功績はもちろん偉大だ。 だが、一番肝心なのは武自身の頑張りなのだ。 彼にはこういう役が一番はまると、僕はひそかに思っている。 孤独で、あくまで冷めていて、退廃的で、孤独だが心は火のように熱く、 繊細で、ちゃらんぽらんで、ひたむきな、こういうタイプの人物を、 適切にとらえ、説得力がある。 それは彼自身の憂鬱気質と関係があり、 育った家庭や社会環境とも、関係があるに違いない。
つまり、武はウォンのこの2つの作品で、2人の孤独な武を演じた。 1人はゆきあたりばったりの変わり者、1人は独り言をつぶやく内向的な人間 ――両方とも、彼の演技で、まるで本当にそんな人間がいるかのように思える。 孤独で、変わっていて、ひたむきだという点については、 「パラダイス!」のもう1人の武に触れなくちゃならないだろう。 (続く)
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