武ニュースDiary


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2003年11月05日(水) 「十面埋伏」映画の「色」は?

「十面埋伏」があまりに秘密のとばりに包まれているので、
大陸の記者達もなんとかその片鱗でも探り出そうと必死です。
青年時報の記者は、これまでも何度も試みられた方法ですが、
プロデューサーの張偉平にアタック。
張さんもそれを承知で小出しにしている感じはしますが、
今回、新作の「色」についてヒントをつかんだと、
記者は得意げにこう報じています(2003・11.5の記事)。
その内容は……

記者はこの取材で、少なからぬ内幕に触れることができたとして、
まず、撮影隊は1週間の内にウクライナでの撮影を終了し、
全員、まもなく北京へと移動するらしいと言います。
しかし、それよりわくわくするのは、
赤、青、白、黄の色の4段階の変化で物語の性格を表した「英雄」と
同じ武侠映画である「十面埋伏」もまた、
同じく色彩で観客に訴えるものになるだろうということが、張氏の話からかいまみえた、
そしてそれは金、白、緑になる可能性が極めて高いことだ――とのこと。

金色=花畑
張偉平の話では、100万元以上をかけて、ウクライナの花の種を購入し、
80を越える当地の園芸農家に依頼し、SARS流行のころ、種をまき始めたそうです。
張氏は何の花かは言わなかったので、
記者はウクライナ特産の花は何かということから調べてみました。
すると、ただ1種類――ひまわりがあるだけだということがわかりました。
張氏の話の通りだと、4月には園芸農家を雇っており、
さらに映画が9月にクランクインしたということを考え合わせると、
まさに9月がひまわりの最盛期なのだそうです。
したがって、花の種はひまわりではなかろうか。
ひまわりは黄金色であるから、そうすると、広大な花畑のシーンは
金一色になるだろうと、いうのが記者の第1の推理です。

白色=雪原
これも張氏の話では、チャン監督はロケハンに2度、ウクライナを訪れています。
ウクライナには有名な雪山があって、一年中雪に覆われています。
チャン監督はウクライナに到着早々、雪山の壮大な景色に心を奪われ、
そこで雪山での撮影にも多くを割きました。
チャン・イーモウは今まで雪山での撮影をしたことはないそうです。
アンディ・ラウ、金城武、2人の侠客は、刀剣を手に雪山に舞うということになるのでしょうか。
もう1つの色は白です。

緑色=竹林、樹林
少し前、マスコミが、今年4月にチャン・イーモウのスタッフが
隠密裏に重慶永川の茶山竹海を訪れて、土地の様子や竹林の分布を調べた結果、
チャン監督は非常に満足して、ここをロケ地に決めたと報じました。
記者が張氏に確かめると、彼は肯定。
また竹林だけでなく、ウクライナにも有名な森があって、
ハリウッドの大作もいくつかそこでロケを行なっているとか。
自然保護の観点からウクライナ政府の規制も厳しいのですが、
幸い「十面埋伏」はそううこともなく、順調に撮影が行なえたそうです。
そこで、3つ目の色は緑ということなります。

この記者の推理が正しいかどうかはわかりませんが、
想像力をふくらませて、この3色の画面を思い浮かべてみるのも楽しいですね。


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BBS   23:19


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