妹が新居に呼んでくれた。
ナチュラルカラーで統一されてる、彼女たちらしい調度品たちは、 ひとつひとつそれぞれにきっと、妹や旦那さんの、 好みや、こだわりや、話し合いや、購入のドラマ、もっといえば生き方を 象徴してるのかもしれないなと思いながら 身内でありながら友達でもあるような妹に癒されながらお茶をもらった。
気がつけば、こんなに私(とそのルーツ)を分かってる人で 且つ、私がその生き方考え方暮らしぶりを手放しで褒めたい人っていえば この妹が一番なんじゃないかと。
趣味の良いお皿とフォークでケーキを食べながら 私が学生時代に心底好きだった(今も好きだけど)シンディ・ローパーの曲をBGMにかけてくれて それは、私が生まれて初めて買った洋楽アルバムだったと思う。アルバムっていうか、当時、カセットテープだった。
She's so unusual 次から次へと、忘れてたあの懐かしい曲が出てきてた。
誰からも「いいひと」と思われていたかったような私が 反面憧れてた強い女の子の声、 舌っ足らずな、子どもが駄々こねてるような、絞るような、悪い感じで、けど突き抜けてる女の子 (ていうか当時35歳くらいだったシンディ)の 声に夢中になって、歌詞もしっかり記憶に刻むほど 毎日、どの瞬間でも、必ず脳内にこれを私は流して生きていたなと、 思い返しつつ。
そんな5歳年上の姉を妹はちゃんと見てて覚えてくれてて でも当時の私は自分のことで一杯、妹の悩みにも気づいてなくて。
今、二人の子どもの母親になってみて不思議なデジャヴを感じるのは 高校生の息子が、お気に入りの曲を四六時中流して周りも目に入らずに楽しく「酔っている」様子を 中学生の娘が、そんなお兄ちゃんのことを微笑ましく眺めて、よく見て知っていて、 でも息子は、そんないもうとの好みを多分おぼろげにしか分かってない。
ああこれなのか。と苦笑する。
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