| 2009年04月10日(金) |
まさかの Louis XVI |
またもや、いまさら、いましがた、突如、降って湧いたように、新たなお気に入りを新発見新発掘!
いやもう、常日頃から申し上げているようにですね、 中が美味しいのに覆っている皮が厚くて容易には伺い知り得ないのに、ひょんなことからその餡が素晴らしい! っていうのが好きなんで、
被さってる第一印象は、軽んじられるor疎まれる外見だったり 背負ってる重石や縛ってる頸木は、一筋縄では退かせられなかったり すればするほど中とのギャップが嬉しいという。
で、また今、そんな君を発見したよー。 いやまいった。見直したよ、今まで気づかなくてごめんね。
読書家で、オタクで、職人っぽくて、らしくなくて、 ホント知的で素敵だよー? いや確かに、庶民の実情に対してはちと勉強不足だった かもしれないけど、あの奥さんほどじゃないし。 あの環境で頑張ったと思うよ? いろいろ改革もやってみようとしたけど 反対する貴族に押し切られちゃうんだよね? 優柔不断さが可愛いけど命取りだったねえ。 (例えば聞くところによれば、少しでも残酷な処刑法をなくそうとして改良したりしたそうじゃないの。個人的に見ればホントは善人なのに)
色好みのお祖父ちゃんとは違って、慎ましく、 いつも奥さんただ一人だけを地味に愛し しかも奥さんの恋に対しても理解があって、なんて寛大に接するんだろう? 奥さんの浮気を告発する手紙を君が読んだ時のシーン、 あまりに可哀そう&けなげで忘れられません。 だって子どものように泣いてたのに、 彼女がその男を遠ざける決意を述べるのを聞くとそれを止めるんだもの。
国を脱出しようという計画に一度は乗ってしまったのが失敗だったね。惜しかった。 その時だって、奥さんの彼氏に対する、君のあの大人な態度にはびっくりした。
処刑前夜に、残してゆく息子に語る願い。決して復讐など考えないようにと。それを誓い約束せよと。この件り、あー偉い。 断頭台を前に自らゆるめたブラウスの襟元の風情なんかが、むちゃくちゃ立派! それに死に際の言葉も泣かせる。天晴だ!
池田理代子氏の描くルイ・オーギュスト・カペー君(ルイ十六世:1754生〜1793没)が遂に私の中のオトコ第3位に浮上しましたよ。松ケンと蔵之助を抜き去って。 (第1位と第2位はいまだ不動) 単行本最終巻に到って、あっという間にこの予想外の人物に持ってかれた。まさかこんな目にあうとは。
おっと大変だ! また最初からこの若きフランス国王に注目して読まなきゃじゃないか。 そうなると、かつて私が釘付けになっていたはずのアントワネットとフェルゼンの行方を、その頃と同じ目では見られない。
娘は、やはり、オスカルとアンドレが良いっていう。そりゃ別格だけども。
ちょっと息抜きのつもりで読み返したら、こんなことになるのだから本当にどこに何があるかわからない。 昔の自分と今の自分と、同じ人間が同じ作品を読んでさえ、これだから。
※本日保護者会&PTAにて新年度へむけて最初の一段落が着く。そしてそんな夜に限って何かしら現実からの逃飛行※
|