気が向けば・・・。


この今の瞬間に過去も未来も入ってるらしいし(何時でも)この小っさな頭蓋の内に宇宙も入ってるらしいし(誰でも)
だから、ひょっとしてこの矛盾に溢れた日記も、何時かの誰かに繋がったりするかも、って思ったから
少しだけ秘密度を緩めました。



子ども虐待防止「オレンジリボン運動」

2003年09月12日(金) 激しく幼稚でしかも自己中心

今日の私は、いつにもまして、息子に厳しい気分だったらしい。
(と、ひとごとのように書いたからって、罪が消えるわけでもないけれど)

娘の友達が来て、二人でしっとりと大人しく2階で遊んでいたところに、
今日はたまたま誰とも約束もせずに下校した息子、
有り余っている遊びエネルギーを、園児らの隣で発散した形跡が、夕方5時のお片づけ時間になって発見された。
まあすごい。
女の子たちだって何かしらおもちゃを散らばしているけれど、この5年生の男の子のやってたことはもっとワケわかんない。
発泡スチロールの粒粒が、無秩序に散乱していて、それも「雪が降るー」とかいうメルヘンじゃなくて、
ただひたすら、白いよごれっていう風情。10歳にもなって、まだこんなことして喜んでいる。
この部屋は寝室も兼ねているので、一日の後半にここまで複雑に汚れているのは、家事運営上、とっても都合が悪いのだ。
その材料がまた、なんでそれをやってしまうかなっていう。冷凍食品宅配用の保冷箱の蓋を壊してあるのね。
それは次の週に返却しなくちゃならないものなのに。怒られるじゃないの、まずい。
とりあえず夕食の支度で忙しかったので「ちゃんと片付けておいてよね!自分で掃除機かけといて!」で済ませた。
「どらえもん」と「あたしンち」を見たい彼は気もそぞろに掃除機で吸い取っていたようだ。

そのあと夕食、入浴、いよいよ眠さも極まって、さあ寝ましょうというとき。
これじゃあだめじゃん。ちゃんと掃除機かけたのか?というほどに発泡の粒粒は、相当残っていた。

こんな時に、もし優しい気分の日だったらどうするか。
・・・以前、幼稚園に講演に来た先生も、おっしゃっていたように、
子供に必要なのは、安らげる家庭。受け入れ包み込んで認めて愛してくれる、親の優しさ。受容してもらう体験。
ですよね。心から同意。それはもちろんそうしたい。そうしたくてたまんないんだし。
まして一日の終わりに、落ち着いて安心して眠りにつかせたい。こっちだって怒りながらおやすみをいいたくない。
だからいいことだけ思い出して、良いほうに考えて、いい所だけを見て、誉めて、
・・・散らかすのは元気な証拠、悪戯は夢と知恵のある証拠、むしろ喜ばしい。不完全な掃除だけど、やる気だけは認めよう、偉かった、よしよし。

って言えるんだろうね。優しければ。でも今日の私はまるっきり逆だったから。
すんごく叱ったというか怒ったの。でっかい声で。
「だいたいねえ、高学年にもなって、発泡なんか壊して遊ばないでよね!
あの箱は返さなきゃならないんだから。壊していいものだかなんだか、何故確認もせずに壊すの?考えらんない!
弁償しなきゃならないんだよ!(本当はそうでもない)すごく高いお金払わなきゃいけないかもしれないんだよ。(これも嘘)
人様の預かり物(大げさ)なのに、後先も考えずによくものを壊せるね!
それにどうせ掃除するなら、ちゃんと最後までやらなきゃ意味ないでしょ!やらないのと同じなんだよ結果として!結果が全て!それが大人の世界なの!(だから大人じゃないって)
そういういい加減にすまそうっていうのは、結局は、無責任ってことだよ!
自分がちょっとぐらい掃除し残したからって、いつもいつも誰かがあとで片付けてくれるって思ってるわけだよね?
あなたが普通に生活できるのも、知らない間に私が片付けてあげてるからなんだよ。わかる?
そういう主婦の仕事のありがたみ(・・・主婦?)に全然気付いてないっていうか軽んじてるよ。誰かがナントカしてくれるって思って。
自分も疲れてるだろうけど、私なんか、自分で散らかしてもいない発泡の粒粒を、今、せっかくお風呂で汗流した後なのに、掃除する羽目になるのよ!
それについてはどうなの?自分さえ良ければいいのかい?そういうのを自己中心っていうんだよ。自分がされてヤなことはしない!(説教のほうがヤだよ)」
これを、半ば眠りかけている息子に浴びせ掛けていた私は、まさに育児本の悪い例にぴったりだ。

自分のうっぷんをただ聞かせたかっただけなんだ。子供に。文句の言えない弱い立場の子供に。
私の夫や親や友人には言えないけど子供には言ってしまえるのは、自分が良い振りこきだからにほかならない。
子供の気持ちよりも自分の気が晴れるほうが大事だったんだ。
子供がどんな気持ちでいたのかなんてわからない、いや、見て見ぬふり。わかってもわからないふり?
こういうのを自己中心っていうんだね。
しかも説教の内容が、独身の頃からの自分にぴったり当てはまる。
私の母は、いつも知らぬ間に部屋を片付けてくれて、完璧な家事をする人だった。
そんな親を気にもとめずに自分のことしか見えてなかった私自身、に、息子も似てしまいそうな、嫌な予感、
それを必死で摘み取ってしまいたい衝動で、反射作用で、ただ怒っていた。
およそ人間の仕業とも思えないし、育児でもなんでもない、親業でもない、子供のような、やりたい放題な自分を子供にぶつける。
しかもそれを「子供のため」と偽る。
それって私が一番一番大嫌いなものだった筈。
>子供へ こんな私を、どうか反面教師にして育ってください・・・私を嫌いになってもしかたないけれど、自分を嫌いになったりしないで欲しい。
そして同類にはどうか、ならないで欲しい。
きっとあとでこのつけが、私にまわってくるだろうから、それで勘弁してください・・・。


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