● ● ● ● ● ● 2005年05月27日(金) ...わたしは選ばれなかった ● ● ● ● ● ● さっき、フジテレビのスーパーニュースで “胎内記憶” について放送していました。生まれる前の、胎内での記憶を話す子どもがいるという内容です。 そういった話は、随分と前からあちこちで話題になっていたので知っていました。 中には、胎内以前の記憶を持つ子どももいるとか。 今回、番組で紹介されていた二人の子どもたちも、今の両親を選んだときの記憶をイラストにしながら話していました。 雲の上のようなところで他の子どもたちと一緒に、この人のところに生まれたいと思う両親を選んだそうです。 子どもに「優しそうだったから」と言われて嬉しそうな顔をするお母さんの映像を見ながら、泣きたくなりました。 赤ちゃんが両親を選んで生まれてくるのなら、どうして一度は私と彼を選んでくれた赤ちゃんは急いで帰ってしまったのですか。 やっぱりこの人たちではダメだと思わせるようなことがあったのでしょう。 私たちの何がいけなかったのですか。 いくら医学的に見て「初期流産は母体よりも胎児に原因のあることが多い」とは言っても、両親を選んで生まれてきた記憶を持つ子どもがいる事実の前では、やっぱり自分に問題があったからだと思わざるを得ません。 だって、私は結局選んでもらえなかったのですから。 あぁ、そうかも知れません。 私が持つ抗体のせいで、心臓に障害が出るかも知れないのですものね。 わざわざ、そんなところを選んでくれるわけがないですね。 うん、帰ったあなたは正しかったよ。 私のもとに生まれなくて良かったのかも知れないね。 涙が止まりません。 もうすぐ彼が帰ってくるのに。泣き止め、私。
Author:由佳子 Mail |