喰いえるコトなど

グルメ?何それ?ウマイはウレシ、マズイはタノシ。
いわゆるひとつの食い意地日記

2001年09月01日(土) ニガウリ、苦いカ、ニガないか。

昨日の続き。
頂きものニガウリは、調理前の下準備をした。
切ってみると、夏野菜の証しである濃い緑を残した部分やら、
目にも優しいふわふわクリーム色やら、なかなか楽しませてくれた。

もうひとつのニガウリ、御近所さんニガウリも縦半分に切る。

すると!!!な、な、なんと!!!
思いかけない光景が、ニガウリの内部に展開されていた。

ふわふわクリーム色であるはずの内壁はところどころ、赤色に変色。
その激しい赤色のふわふわに横たわっている、
やはり、クリーム色であるはずの種はパンキッシュな黄色に。
外側の緑に、内壁の赤、そうして種の黄色。
それぞれが鮮やかに濃く、見事に色の三原色が揃っている。
あ、間違えた。色の三原色は「赤、黄、青」ですな。信号色でした。

どっちにしても、綺麗やなぁ〜〜〜〜。ぼーーーー。
          ↑しばし、見とれる。

もしもし?何感心してるんですか、自分?
本来の目的を忘れたか、自分?
なんで綺麗になっているか、解ってる?
それはね、腐っているのよ、腐敗しているの。フ・ハ・イ!!
苦味検証をするのが、目的でしょうが。ふふふ、はぁ〜い。なーんちて。                

と、いう事は………………
食べられへんのんじゃぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
ええい!!!まったく、ニガニガしい!!
この腐れニガウリめ!根性がない。
どうせ、ニガニガしい思いをさせるなら、
食わせて「ニガニガ」させてみんかぁーーーーい!!

ハイ。八つ当たり終わり。

そんな感じにね、腐ってました。ニガウリ。あーーーもったいな。
それにしてもね、美しかったですわ。見てみたいですか?
ニガウリをね、部屋の前の廊下にぶら下げた、
プラスチックの紐で編んだ野菜用篭に入れときゃ大丈夫です。
後、森が近所にあって、木造の古いアパートだとサイコ〜〜〜〜!!
ものの5日もあったら、ニガウリの内部では神秘的な活動が行われ、
そのうち、色鮮やかな世界を見せてくれる事を保証いたします。

言い訳する訳じゃないですけどぉ〜、
都会に程近いコーポに住んでいた頃より、
絶対的にココのが食べもン腐りやすいんですわ。
まじ、まじ、ホンマ、ホンマ。
細胞が活動的になる条件が整っているんでしょうかね?

さて、そんなこんなで、有機農法で作ったという、
頂きモノニガウリで作りました、ゴーヤチャンプルー。
美味しかったです。苦かったです。
こないだ食べたレンコンとニガウリのピーナツバター炒めとは
比べ物にならんくらい苦くて、美味しかった。

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ニガウリの実体、苦味の実力検証結果
予想した1〜3の範疇内には結果はなかった。

頂きモノニガウリは「ニガ」、
御近所さんニガウリは「ニガ」か「いまいちニガ」か
判明しないママであった。
しかし、御近所さんニガウリはニガウリとして、
私に「ニガウリのクセに、ニガないんちゃぁ〜ぅ?」などと、
疑われたママでは済まさなかった。
一見、そうとは悟られないままに内部では鮮やかな変貌をとげる。
それは無言の抵抗である。口に運び入れる事を拒否されたのである。
こっちは、食べる気マンマンであったのに、
まったく期待を裏切られ、苦々しい思いをした。
なおかつ、その変貌の美しさにうっとりと見とれもした。
ニガウリのプライドを見せつけられたかのような気がする。

やはり、ニガウリはニガい。
天晴れ!!ニガウリ!!なのであった。



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