喰いえるコトなど

グルメ?何それ?ウマイはウレシ、マズイはタノシ。
いわゆるひとつの食い意地日記

2001年08月30日(木) ニガウリ比較検討

夏のある日、ニガウリを貰った。
友達の実家から送ってきたそうで、
有機農法で育てられたモノで、非常に苦いのだそうだ。

子供の頃、私が夏バテをすると母がニガウリを買ってきた。
「ニガウリは夏バテに効くねんで」。
うすくスライスして、味噌炒めか、醤油炒め。

私はといえば、「この苦味がなかなか……いけるやないかい〜」と、
おっちゃん口調でニガウリの苦味を楽しんでいた。
そうして、私の頭の中には
「暑い→だるい→ニガウリ食べる→元気」なる法則が出来ていた。

おりしも酷暑が続く中、その数日前、
私は暑さ対策に、ニガウリを買ったばかり。

近所の無人野菜販売所で2本100円。
一本はその日のうちに、レンコンと一緒に炒め、
ピーナツバターで味つけて食べた。

…………………失敗だった。
ごぼうは、ピーナツバターで味付けて美味しかった。
しかし、レンコンはピーナツバターに合わない。
レンコン炒めは、塩コショー味か、醤油味が良い。
そして、ニガウリもピーナツバターに合わない。
ニガウリ炒めは、味噌味か、醤油味だ。
「ホンマ、合わへんなぁ〜」と、思いながら食べた。

そんな苦い想い出のあるニガウリなのだが、
自分で買ってきたものがもう一本残っている。

実を言えば、ピーナツバターで味付けをする前、
ニガウリをつまみ食いした時のコトだ。
「あれ!?ニガウリの苦味って、この程度やったっけ?」
さらに無糖とはいえ、味付けがピーナツバターだ。
すこし醤油はたらしたものの、やはり全体の味としては甘め。
子供の頃に感じていた苦味を体現するには程遠かった。

苦い想い出のあるニガウリのハズなのだが、
そんな苦くない思い出もあるニガウリでもあって、
自分で買ってきたものがもう一本残っていて、
さらにもう一本、お裾分けでニガウリを貰った。

この際「苦いのか苦く無いのかはっきりせぇや」と言う事で、
残っているニガウリと頂き物のニガウリを食べ比べる事にした。



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