ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2015年10月17日(土) 衿芯の名前

次に解こうと思って
出してあったのを
解き始めたら
衿の中から
名前が出て来た

正確には
衿芯にした白木綿に
綺麗な筆字で
福島總平とあり
さらに
1142の数字と
八班一組

考えてみれば
着物は恐らく
唯一ものなので
名前を入れずとも
他人のとは
間違えようはないだろう

なので
見える部分に記す
必要はないとしても
何故縫い綴じた
衿の中なのか
すごく疑問である

洗い張りで
紛失しない為なのか
と思ってみたが
過去に解いた
どの着物にも
こんな例はなかった

けれど
仕立てをどこか
他所に出したのではなく
身近な家族が
この人の為に
手縫いしたのは
確かだろう

果たしてそこには
どんな事情があったのか
知りようもないが

込められたであろう
思いを少しでも
量ることが出来たら

しばし手を止めた


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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