帰り道に 再び御茶ノ水に寄って 時間調節をしながら そこに通勤していた 数十年前を思い出した
ウォークマンのイヤホンを 友人と片方ずつ着けて 終電まで夜空を見ながら ただ座って聞いていた その空間が今もある
怖いモノはなく 先のことなんて 何も考えてなかったけど ふと湧き上がる 希望に満ちていた
リアルを さんざ生きた後 その証のムスコ達と 同じ空間に居て 感じたのは なんだったろう
満ち足りた気分は 終わりを語るには遠く 胸をしめつけるほど ではないが じわじわと湧く 先への愉しみが 確かにあった
きっとなにか 大きなひと巡りが わたしの中で ぐるりと済んだのだ それと意識せずに来た 荷物が一旦軽くなった そんな感じかもしれない
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