ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2013年01月05日(土) お初の着物

本塩沢
と謳われた着物を
手に入れていた

名前は聞いたことがあっても
どんなものか
咄嗟に浮かばない
そんな着物が
まだまだあるのだが
これもそのひとつ

生地はざらっとした
肌に添わない感触で
織りはそんなに密でない
けれども何故か
袷に仕立ててあって
裾よけにはきちんと
正絹の錦紗が使ってある

なんだかその手触りが
ひょっとして化繊か
とも思わせ
まずは燃焼実験をすると
燃えはしても
ずぶずぶと直ぐに消える

何度か繰り返し
灰を指先で壊し
絣で織り出された
小さな柄の青色部分に
本藍が使われている
ことも発見した

次いで
ルーペで繊維を拡大すると
くるくるとうねった
撚りの掛かった糸が
平織りされているのだが
そのうねりの為に
隙間に微妙なランダムさ
が生まれている

そこでようやく
本塩沢のウンチクを参照
なるほど袷にすることもあるが
この繊維の感じは
やはり単が相応しい
出所はともかく
そういう名で呼んでも
間違いはないだろう

もちろん
初見で気に入ってはいるが
こうして後から
釣書みたいなものを見ると
自分の審美眼が
保証されたみたいな感じになる

さあて
どんなモノに変化するだろう
メンズのシャツが一番か
と思いながら
正月休みの仕上げの解き
充実した時間


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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