今居る家は大きい 鰻の寝床みたいに縦長なので 全部が独立しては 使えなかったりするものの 家族三人には充分
けれども 贅沢を承知で言えば 緑の庭が欲しい 小さくていいから 隣近所から 簡単には窺えない庭が 夢で何度も見る程に
その気持ちは 最近特に強くなり 死ぬまでに何処かで って感じなのだけれど 今日自転車で走っていたら 通りかかった他所の家に 貸家の貼り紙があった
貸すのはその家ではないようで 不動産屋を通して ってコトでもないようで 7部屋で庭付き とだけあって 家賃も判らないけれど ちょっと興味を惹かれた
今の家賃はあまりに安いので ここで頑張って 少しでも貯金するのが賢い とは思うものの 家に帰ってそのことを あれこれ考えていたら 母から電話があった
今日訪ねた 独り暮らしの叔母が いずれその家に わたしに住んでもらいたい と言っていたそうで 一時の気の弱りとは思うものの タイミングが怖すぎる
線路際の 貸し菜園みたいな場所の奥に その家はあって 通りからも 少し奥まっているので 庭に出るのに 何の気遣いも要らない
清々とした ナチュラルガーデン風の その庭を想起すると 強ちないワケでもないようで きっと本当に相応しい時に 相応しい場所が 準備されているのだろう と思えたのだった
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