ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2011年10月29日(土) 天狗の神殿

なんて思ったが
なかなか眠れず
ようやく朝方ウトウトすると
以前も訪れたことのある
夢の中だけに存在する街を
道に迷って彷徨っていた

気が付けば
緑色の天狗が飛び跳ねる
おどろおどろしい神殿へ
わたしを含めた人間達は
いつの間にかそれぞれに
山伏の装束の
担当者が決まっていた

かといって
何か修業するとかではなく
山伏の傍らで
他の人達をただ見ているダケ
だけれど
自由に歩き廻れない証拠に
腕の皮膚から細い線が繋がって
動くと攣れて痛いのだ

いつまで居ればいいのか
元の世界に戻るには
段階があるらしく
いざ戻れた時には
過ごした時間の空白が
何もなかったように埋まる

けれど戻れずに居る間
元の世界の時間軸は進み
突然居なくなった存在を
悲しむ人達の心が
手紙となって知らされる

それを読むひとの
嘆きはあまりに深くて
自分への手紙は
出来れば読みたくない
と思ってふと横を見ると
友人が傍に居た

もう一度
元の世界に一緒に戻って
ただ何かを体験できるだけでいい
自ら動けず
見ているだけは耐えられない
そう思った時に突然目覚めた

まるで
一度死んで
生まれ変わったかのように
その最後の思いは
強く心に刻まれ
夕べまでのもやもやが
すっきり晴れてしまっていた

人間のメカニズムって
本当にすごい
無意識への信頼を
今朝程感じたことはなかった


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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