何度迎えても 子どもの誕生日は有難い
一向に変わらない自分 進んだように思えない状況でも ただ時間が経過したこと そのものが 人をこんなにも成長させるのだ と感じさせてくれる
もう既に下の子にとっては 家族三人での生活が それ以前より長くなった 上の子もこれで あと一年とちょっと
もう少しだね と 他人から言われるその言葉には 世間一般の時系列があって もちろん大きなキリには違いないが わたしにとっては 独りで育てた時間こそが重い
より大変だったとは言わない シェアできるひとがいるかいないか 子どもの成長のそれぞれの時期 それらは単純に 比較できるような類のことではない
そして何より お腹に命が宿ったその瞬間から ずっと初めての連続で たとえもうひとつ命を迎えても また別の初めてが 大きく重なっていく
そんな風に考えれば この人生の何もかもが新奇なのだが 授かった命を わたし独りの手のなかで 何事かで失うことのないよう その責任はいつも心のどこかにある
誰に対してなのか 彼らを見守る人たち全て というよりきっと わたしのところにもたらされた 計らい とでも言うものに対して
少なくとも 他の何に因っても生まれなかった 覚悟 を 初めて受け容れたのだ
|