金木犀の香りが 随分と柔らかくなってきた
雲ひとつないそらと 苔の庭にぱらぱらと落ちる 橙色の花を見ながら 炭を熾して 昨日に続きゆるやかな時間
いいのかな と思うほど なんだかとても贅沢で どこか遠くへ出かけるより 遥かにぽっかりと 日常を離れた空間へ 旅をした気分になった
そうして夜はいつもの FMを聴きながら布に向かう そこに登場する子ども達の 格闘に胸を痛めて けれどもどんなに孤独だって 自分を嫌いになっちゃいけない どんなに小さなことでもいいから 幸せの種を見つけようよと思う
いつかそんなことも 想い出になる時が来るよ そうなった時 経験した分だけ 広くて強い自分になっている そう思いながら わたし自身にも言い聞かせて
さあ 毎日少しずつ縫い進んで ようやく仕上げが見えてきた もう苦手なんて考えない 苦手だから 好きになるまで頑張って 楽しめるところまで行ってみよう
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