満月の夜 戸口にそれはやってきた
まだ うまく消化できないので 何度か文章にしようとしたが いろいろ 差しさわりがあるので 書いては消している
本当に解って欲しいのは わたしではなく 別の相手だとしても ここにやってきた以上 きちんと向き合うべきなんだろう 最初は何のことかと訝ったが 次第にそう覚悟を決めた
で 結局 精一杯がっぷりしたあげく 本人も解っていながら どうにもできずにいる苦しみを ひりひりと感じ けれども手放すしかないことを 言葉を変えては唱えた
魂鎮め その言葉が浮かんでもいて 生身の人間であってもそうでなくても 掻き乱される魂は 本人の責に帰すべきなのだろうか 10年以上もそうしていると知れば 自分と関係ないこととは切り離せない
単に悩みを聴くのとはワケが違う いたずらに共感して 和らぐ類のものではないのだ 8割楽になった という言葉どおりなら わたしはその8割を 引き受けたのかもしれない
ざっくりと 深い傷が残った その人が 誰かを傷つけた分だけ 自分も傷ついているはずなのを 痛いほど今感じている 願わくば 救われて安らいで欲しい
後は わたしが自分を 救ってあげなきゃいけない
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