次はちょっと楽しく行きたい 前回のがあまりに大変だったので この夏用に考えていた 向こう側が透けて見えそうな とっておきの極薄麻で はずみをつけようという戦略
それは微妙な色違いで二着分あって どちらも着込まれて柔らかく変化し 触れているだけで 暑い季節に 麻を纏うことのできるシアワセを リアルに喚起させてくれる
透ける水色に 白い麻の襦袢の組み合わせは きっと出会う人をも 涼しく憩わせてくれたことだろう 袖裏につけられた繻子の布端は 触れたとたんにぽろぽろと 脆く崩れてしまう程古いものだった
染め直しする前の 古い家紋が二重映しになって 所々色あせも茶変もある そういう布の歴史を大事にしながら さっぱりと生まれ変わったあとの 清潔感を盛り込みたい
流行のリネンとは違う 正真正銘の国産の麻 それを尊いと思うこころが 伝わるようなリメイクが できればいいのだが果たして
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