密かに大島の着物にはまっていて ひとつ増えるごとに 織りの状態や糸を比べ もちろん証紙なんてないから いったいどこのナニモノかを 推測するのが楽しくて仕方がない
好きなのは茶泥のだけれど このところは リメイク服のターゲットを意識して 泥藍ばかりに目が行く 昨日の着物もその流れで 目に留まったというワケなのだった
今日は手元にある 大島と思われる織りの着物の 染めを判別したくて 片っ端から燃焼実験を行った なんとなくだが 本泥染め本藍染の感じが掴め 化学染料との違いも分かった気がした
もちろん 本場と名のつくものにも 化学染料で染められた大島があるから それだけでニセモノとは言えない わたしがしたいのは リメイク素材としてのランク付けであって そういう意味では あちこちで織られたどんな大島も 好みに合えば使いたいと思う
ちなみに 先日のニセモノ事件も大島だった 初めて手に入れる染大島に かなりワクワクしていたのだけれど 大島かどうか以前に パリパリのポリポリで 正絹ですらなかったのだ
他の呉服屋だって 村山大島に泥染めの説明を 堂々と載せていたりすることを思うと きちんとした知識は 自分で身に付けて行くよりないのだ しかもそれは やっぱり頭だけではダメで 実物を手にして初めて 蓄積されていくものなのだと思う
サンプル数が増えるに従って 曖昧だった部分が明らかになる過程は ミステリーの謎解きにも似て ちょっぴりスリリング 考えてみれば子供の時から そういうややこしいのが大好きだった しかも 突っ込みどころのない緻密なやつが
|