ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2006年12月29日(金) リスの自立

昨日降った雪が
まだ屋根に積もったまま
暖冬だとばかり思っていたけれど
季節らしく空気が変わった
家の中は
小さな電気ストーブと
ホットカーペットにプラスして
ようやくコタツ布団をセッティング

それはぬくぬくと心地よく
家族みんなが離れがたくて
交代でうたた寝をしてしまう
遅くまで集った夜に
ふと下のコが
なんか大晦日みたいだと言った

そうやって寛いでいるわたし達の上を
びょんびょんと忙しく
リスが走り回る
冬眠させないように
下のコがお小遣いをはたいて
ケージ用のヒーターを買ったのだが
やつは勝手に部屋の中に
新しい巣を自分で作ってしまった

ストレスを溜めないように
ケージの外で遊ばせることを繰り返していたら
そのうち
流し台上の造り付けの食器棚へ
せっせとティッシュをちぎっては
ほっぺに一杯詰めこんで運ぶようになった
片側に寄せたきりのガラス戸の向こうには
うず高く積まれた白い山ができあがった

大して暖かくもない部屋の中
昼間はめいっぱい飛び回って
その巣をはじめ
あちこちに餌を隠し
夜はごそごそとティッシュ山に潜り込む
そうやって朝何食わぬ顔で起きてきて
大あくびとのびのびーをして
また新しい一日を始めるのだ

動物は飼ってみないと解らない
とはよく聞くけれど
群れを作らず単体で生きる栗鼠は
なるほどこんなにも自立的だった
今年の春に産まれたばかりの個体でも
限られた環境の中で
己の本能を精一杯生かしきっている

人間だって
一緒に暮らして初めて解ることがある
子ども達との生活は
わたしにとって根底からの力になっているけれど
果たして
ふたりの個性を
妨げずに生かすことができているのか
ふと考えたりするのだった


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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