ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2006年11月05日(日) 古着物の商い

人並みに
日曜日に休めるって
やっぱりいいなーという訳で
古着物を見に出かけた
予算もこれまでとは違い
もう思い切り買う覚悟をしていた

なのに
長年のビンボー生活の悲しさで
ちょっと気に入っても
値段を見ては考え
しばらく持って歩いては
やっぱりヤメを繰り返し
結局500円のを三着に留まった

全体の着物の数は相当なもので
どこもかしこもぐっちゃぐちゃに
広げられた着物がそのまま山積み状態
どういう時代を経てきたものか
持ち主の顔ももちろん判らないまま
沢山のひとの選択に晒されていた

そういう場所で
これまでも何度か着物を選び
ただ安い買い物ができたことなどで
満足していたくせに
なんだか今日は少し違った
それは予定調和に落ち着いた
戦利品ばかりだったせいと思ったのだが

ひょっとしたら
売り物として並ぶ前の
もう少し手前に添いたいからなのかもしれない
最初にその着物を選んだ人の
なるべく近い所に携わることが
わたしの心の満足にも繋がるのでは
ふとそんな風に気付いた

今の売り場で
何が枯れるって
要するにそういうことだったりする
もちろん
完成度という点で
心からオススメしたい商品はあるけれど
素材の段階から
豊かな物語を感じさせてくれるものはない

書類をもらってから
ずっとそのままになっていた古物商認可
買取りも視野に入れて
どこかのお宅に眠っている着物を
少しずつ拝見して行くのもいいかもしれない
ぐるりと廻って戻って
頭で考えていた商いに
心の動機が追いついたような気が
ちょっぴりした牡牛座満月の夜


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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