ゆりゆり日記
ただ知ること
過去にあつめたカケラで出来る絵は
その瞬間瞬間ごと
いつも完璧だということ
そうして明日を未来を生きていく

2006年09月16日(土) 布ワールド

床板はあと少しなのだけれど
それは残したまま
ぜひとも早く
全体のレイアウトを見てみたくて
うんしょこらしょと
棚に糸ケースに本棚にミシンを運んだ

からっぽの四角い部屋ではなく
畳二帖と
動かせない床置きエアコンがあるせいで
それぞれの場所が自然に決まった
トルソーを置いて
本棚に額や古い瓶なんかを飾って
裸電球のスタンドをつけると
石膏の凹凸が印影を作って
なかなかいい雰囲気になった

んで
山積み放置の解きものやハギレを
運んでは畳んで棚に収納を繰り返した
着物のままのぶんまでは
到底収まりきらないので
すぐ縫える布ばかりを集め
色素材別になんとなく分け
ひと目で何がどこにあるか判るように

それは延々終わらないのだけど
取り掛かってみると
作業部屋のキモはこれだっていう位
もうたまらなくワクワクしてくる
だってたまに雑誌なんかに
パッチワークや縫い物をする人の部屋の
ストックした布の写真があると
食い入るように眺めてしまっていたのだ

実際に手に取れるわけでもないのに
これは木綿こっちは錦紗
それでいったい何が出来上がるんだろうと
考えを巡らすだけで楽しかったのに
もちろん同じ布なんてないけれど
リアルなマイ布ワールドが
着々と広がって行くヨロコビときたら

作業台に向かって座り
ちょっと斜め後ろを向くと
沢山の色とりどりの糸に手が届き
その向こうには
生まれ変わるのを待つ布たちがわんさか
静かに自己主張しているのだ
もうやばい

これをシアワセと呼ばずにどうする
いや
いつだって
いろんな幸せを見つけられるけれど
今回ばかりは本当に参ったね


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ゆりすこ [MAIL] [吉祥堂]

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