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愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる DiaryINDEX|past|will
「テレフォン人生相談」で忙しくて読書する時間がなかったのだが、落ち着いてきたので、図書館で本借りてきて読んだりしてます。松浦理英子の『最愛の子ども』読みました。帯の表に「少女であることは非力で、孤独で、みじめだ。」とあり、帯の裏には少女の独白のようなポエムのような文章。それを見て、あーこれは興味ないなって思ったんです。どうでもいいと。でも、松浦理英子の作品なら読まなきゃなーってことで読みました。そしたら、面白かったです。帯だけが刺激的で中身は…な、帯負けしてる本や漫画も多そうですが、『最愛の子ども』は、帯から想像する中身よりもずっと面白みがある。二次創作が好きな私には、中心人物三人の周囲にいる女子の気持ちが分かるというか、なんだか微笑ましい。私は漫画やらで男同士の二次創作、彼女達は現実の友達(女同士)で二次創作(といっても、事実に基づいてるので、ある程度は現実に近いのかもしれないけれど、彼女達好みに捏造して補完し物語化している)、と、方向性は違うけど。語り手は、彼女達、「わたしたち」であり、「わたしたち」が中心人物である三人について、事実とそれに基づく補完(妄想)で話が進んでいく。これ、語り手が、中心である三人の女の子達で、補完された物語が現実の話であったら、一気にどうでもいい話になってしまう。帯の裏のポエム的なのは、最後の方に出てきます。最初に帯で見たときは、薄ら寒かったのに、読み進めていった末に出てきたときはぐっときた。
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