愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
DiaryINDEX|past|will
ついに、もっちゃんが、通学路のことをスッポンと言い出した。 「今日は違う道で学校に行ってみる?」 「いや、スッポンで行く」 スッポンの道で行く、とか、スッポンを見ていく、なら分かるけど、スッポンで行くて。相変わらずスッポンに話しかけてるんですが、私はもはやそのために同行している、というかさせられている感。スッポンポイントを通り過ぎた途端に、「もうここまででいいよ」って言われるんだもんな。それで終わりならいいけど、例の指示がある。 「今日もスッポンさんに何か言っといて」 ほら、これ。何も言うことないけども、一応、 「分かった」 って答えますよね。したら、 「何て言うん?」 「えっ」 「だから、スッポンさんに、何て言うつもり?」 ざっくりとした指示を与えておいて、どう処理するつもりか問うてくる。 「もっちゃんは運動会の練習を頑張ってる、って伝えとくわ」 「ふーん。じゃあ、バイバイ!」 ってもっちゃんが背を向けたあと、スッポンにボソボソ話しかけてたら、なんとなく視線を感じた。ちょっと離れたところから、もっちゃんが静かに私の様子を見つめていました。ひっ。ざっくりとした指示を与え、どう処理するつもりか聞き、それをほんとに実行しているか確認しようとしている。
|