愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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2017年05月18日(木) 来週末が運動会

 ついに、もっちゃんが、通学路のことをスッポンと言い出した。
「今日は違う道で学校に行ってみる?」
「いや、スッポンで行く」
 スッポンの道で行く、とか、スッポンを見ていく、なら分かるけど、スッポンで行くて。相変わらずスッポンに話しかけてるんですが、私はもはやそのために同行している、というかさせられている感。スッポンポイントを通り過ぎた途端に、「もうここまででいいよ」って言われるんだもんな。それで終わりならいいけど、例の指示がある。
「今日もスッポンさんに何か言っといて」
 ほら、これ。何も言うことないけども、一応、
「分かった」
 って答えますよね。したら、
「何て言うん?」
「えっ」
「だから、スッポンさんに、何て言うつもり?」
 ざっくりとした指示を与えておいて、どう処理するつもりか問うてくる。
「もっちゃんは運動会の練習を頑張ってる、って伝えとくわ」
「ふーん。じゃあ、バイバイ!」
 ってもっちゃんが背を向けたあと、スッポンにボソボソ話しかけてたら、なんとなく視線を感じた。ちょっと離れたところから、もっちゃんが静かに私の様子を見つめていました。ひっ。ざっくりとした指示を与え、どう処理するつもりか聞き、それをほんとに実行しているか確認しようとしている。


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